九鬼紋七 (九代目)とは? わかりやすく解説

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九鬼紋七 (九代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/14 14:12 UTC 版)

九鬼紋七

9代[注 1]九鬼 紋七(くき もんしち、1895年明治28年)10月13日[1] - 1990年平成2年)11月17日[1])は、日本の政治家実業家衆議院議員(1期)を務めた。旧名・徳三、号・寿園[1]

経歴

三重県出身。四日市で代々肥料商を営む大地主の長男として生まれる[2]。家業を継いだ父親の先代紋七は三重県の多額納税者であり、九鬼産業の重役を務めた[2]1921年慶應義塾大学部理財科卒業[3]。1927年に父親が死去し、家督を相続[2]英国留学、欧米視察[4]の後、東洋紡績監査役[3][4]、東洋電線監査役[3]日本無線電信取締役[3][4]三重銀行頭取[3]などを務め、1942年の総選挙(いわゆる翼賛選挙)で翼賛政治体制協議会の推薦を受けて当選する。戦後、日本進歩党に加入するが、推薦議員のため公職追放となる[5]

この他、四日市商工会議所会頭[3]、四日市製油場[3]、九鬼商事各社長[3]、名古屋少年審判所保護司[3]などを歴任した。

親族

脚注

注釈

  1. ^ 『日本人名大辞典』663頁では「2代」。

出典

  1. ^ a b c 『日本人名大辞典』663頁。
  2. ^ a b c 九鬼德三『人事興信録』第8版
  3. ^ a b c d e f g h i 『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』220頁。
  4. ^ a b c 議会新聞社 編『翼賛議員銘鑑』1943年、150頁。NDLJP:1439721 
  5. ^ 総理庁官房監査課 編『公職追放に関する覚書該当者名簿』日比谷政経会、1949年、294頁。NDLJP:1276156 
  6. ^ 九鬼紋七『人事興信録. 第14版 上』
  7. ^ 永田安吉『人事興信録. 第14版 下』
  8. ^ 永田安吉 ながたやすきち公益財団法人 東洋文庫, 2013
  9. ^ a b 『跡継ぎの平成 3, 第 3 巻』中部経済新聞社, 2001、p190-194

参考文献

  • 『翼賛議員銘鑑』議会新聞社、1943年。
  • 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 上田正昭他『日本人名大辞典』講談社、2001年。

関連項目




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