久里浜式外来プログラムの流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 22:56 UTC 版)
「ギャンブル依存症」の記事における「久里浜式外来プログラムの流れ」の解説
全6回の外来を目標とし、代替行動の発見と試行、欲望充足感の獲得を目的とする。 診断。アルコール使用障害などとの併存障害を調べた上で治療方針を決定する。 自己の欲望の再確認。「何のためにギャンブリングをしたのか」などを再確認する。心理検査(知能テスト「WAIS」など)もしつつ、現在もギャンブリングしているかどうかの確認を行う。 ギャンブリング代の計算。それが金銭欲に見合うのかどうかの確認。 利益不利益の確認。金銭欲、名誉欲を満たしているのかどうか。 代替行動の計画。ギャンブリング以外で金銭欲や名誉欲などを満たす方法を考える。 まとめ。プログラムの終了についての判断をする。そして半年および一年後に手紙で訪問を行う。 その手紙訪問の結果、半年後の転帰状況は、断ギャンブリングに至ったのは40%、コントロールギャンブリング(ギャンブル障害をきたさず、問題なくギャンブリングできる状態)に至ったのは29%、ある程度の問題あるギャンブリング(SOGSだと3,4点でそこそこにコントロールできている状態)だったのが31%との報告がなされている。
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