世界四大ミスコンテスト

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世界四大ミスコンテスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/30 08:13 UTC 版)

世界四大ミスコンテスト（せかいよんだいみすこんてすと、英: Big Four international beauty pageants, Big Four）は、世界規模のミス・コンテストのうちミス・ワールド、ミス・ユニバース、ミス・インターナショナル、ミス・アースの総称である^[1]。ミスコン界とファンたちのコンセンサスにより、最古の歴史があり、最も人気が高く、最高の権威を持つとされている^[2]。

名称

2004年にチャイナデイリー紙が「世界四大選美賽事」として用いたのが最初とされ^[3][4]、2008年4月にはサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙で"four of the world's top beauty pageants"^[5]、2010年には朝鮮日報で"the world's top four beauty pageants"^[6]という名称で言及されている。

英語圏では一般的にBig Four international beauty pageantsと呼ばれており、多くのメディア^{[注 1]}でBig Fourの略称が用いられている。

その他、ウォール・ストリート・ジャーナルが2013年に"four major international pageants"^[13]、BBCニュースアジア版が2014年に"'Big Four' international pageants"^[14]、NBCニュースが2018年に"four biggest international pageants"^[15]とした例がある。また、他に、CNNフィリピンが2017年に"the four international pageants"^[16]、新華社が2018年に"the big four international beauty pageants"^[17]という名称で言及した。

世界五大ミスコンテスト

世界五大ミスコンテストは、メディアによって顔ぶれが異なる。

メディア	ミス・ワールド	ミス・ユニバース	ミス・インターナショナル	ミス・アース	ミス・マルチバース	ミス・スプラナショナル	ミス・グランド・インターナショナル
Latest Pageant News[2]	〇	〇	〇	〇	〇	－	－
Missosology[18]	〇	〇	〇	〇	－	〇	－
Angelopedia[19]	〇	〇	〇	〇	－	－	〇
Global Beauties[20]	〇	〇	〇	－	－	〇	〇

記録

四冠

• ミス・アース2004で優勝したことにより、ブラジルは四大大会の全てで栄冠を獲得した最初の国となった。
• ベネズエラがミス・アース2005で優勝し、ブラジルに次いで2番目に記録達成。同国はミス・アース2013で優勝することにより、四大大会の全てで複数回栄冠を獲得した最初の国となった。
• フィリピンが2015年に3番目に記録達成。ミス・ワールド2013で優勝してからミス・ユニバース2015およびミス・アース2015で優勝するまで3年というのはこの3か国のうち最速である。
• ミス・アース2019で優勝することにより、プエルト・リコが4番目に記録達成。
• ミス・アース2020で優勝することにより、アメリカ合衆国が5番目に記録達成。

連勝

• フィリピンは2013年から2018年まで6年連続で四大大会の少なくとも1つで栄冠を獲得した。
• ベネズエラが2008年から2011年までの4連勝しており、これに続く記録となる。

1年間における複数回の栄冠

• 1953年、フランスがミス・ユニバース1953およびミス・ワールド1953で優勝したのが最初。
• 1968年、ブラジル（ミス・ユニバース1968およびミス・インターナショナル1968）
• 1972年、オーストラリア（ミス・ユニバース1972およびミス・ワールド1972）
• 1981年、ベネズエラ（ミス・ユニバース1981とミス・ワールド1981）
• 1994年、インド（ミス・ワールド1994およびミス・ユニバース1994）
• 2000年、インド（ミス・ユニバース2000およびミス・ワールド2000）
• 2011年、エクアドル(ミス・インターナショナル2011およびミス・アース2011）
• 2013年、ベネズエラ（ミス・ユニバース2013およびミス・アース2013)
• 2013年、フィリピン（ミス・ワールド2013およびミス・インターナショナル2013）
• 2015年、フィリピン（ミス・ユニバース2015およびミス・アース2015）

1つの大会での連勝

• スウェーデン（ミス・ワールド1951およびミス・ワールド1952）
• イギリス（ミス・ワールド1964およびミス・ワールド1965）
• インド（ミス・ワールド1999およびミス・ワールド2000）
• ベネズエラ（ミス・ユニバース2008およびミス・ユニバース2009）
• オーストラリア（ミス・アース2014およびミス・アース2015）

脚注

注釈

1. ^ ウォール・ストリート・ジャーナル^[7]、BBCニュース^[8]、新華社^[9]、CNN^[10]、フランス通信社^[11]、ロイター^[12]など。

出典

1. ^ 西野基久 (2008年12月27日). “意外に知られていない！？　世界三大ミスコンの歴史と違いを探ってみた”. 日経トレンディネット. 株式会社日経BP. 2019年5月7日閲覧。
2. ^ ^{a b} “The Big 5 International Beauty Pageants”. latestpageantnews.com. 2020年1月15日閲覧。
3. ^ Chunyan, Zhang (2004年10月26日). “2004"地球小姐"花落巴西，阿富汗小姐当评委”. China Daily. オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160304084652/http://www.chinadaily.com.cn/gb/doc/2004-10/26/content_385798.htm 2015年11月9日閲覧。 
4. ^ Chunyan, Zhang (2007年11月13日). “2007地球小姐新鲜出炉加拿大佳丽夺冠”. China Daily. オリジナルの2021年5月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210506221802/https://translate.google.com/translate?hl=en&sl=zh-CN&u=http://www.chinadaily.com.cn/hqgj/2007-11/13/content_6248821.htm&prev=search 2017年12月19日閲覧。 
5. ^ Footer, Mark (2008年4月27日). “the pursuit of beauty” (英語). South China Morning Post. https://www.scmp.com/article/635386/pursuit-beauty 2020年12月20日閲覧。 
6. ^ Korea (2010年7月20日). “Miss Korea Has Universal Ambitions”. 朝鮮日報. http://english.chosun.com/site/data/html_dir/2010/07/20/2010072000248.html 2015年11月9日閲覧。 
7. ^ Kwanwoo Jun (2013年12月1日). “Lost in Storm's Debris: A Beauty Pageant”. wsj.com. Dow Jones & Company, Inc. 2019年1月1日閲覧。
8. ^ Amee Enriquez (2014年2月2日). “Philippines: How to make a beauty queen”. BBC News. 2019年1月1日閲覧。
9. ^ Xu Xin (2018年11月3日). “Myanmar's beauty queen to take part in Miss World pageant 2018 in China”. 新華網. 2020年1月4日閲覧。
10. ^ Regine Cabato (2017年1月27日). “How a country hosts a Miss Universe pageant”. CNNLife. CNN Philippines. 2020年1月4日閲覧。
11. ^ Joel Guinto (2015年3月12日). “In beauty pageants, Philippines' modern day Cinderellas seize world stage”. gmanetwork.com. 2019年1月1日閲覧。
12. ^ Alicia Powell (2013年12月19日). “The Philippines earns another crown”. in.reuters.com. 2019年1月1日閲覧。
13. ^ Kwanwoo Jun (2013年12月1日). “Lost in Storm's Debris: A Beauty Pageant”. wsj.com. Dow Jones & Company, Inc. 2019年1月1日閲覧。
14. ^ Amee Enriquez (2014年2月2日). “Philippines: How to make a beauty queen”. BBC News. 2019年1月1日閲覧。
15. ^ Ani Bundel (2018年12月16日). “Miss Universe is the only major beauty pageant worth watching. Here's why”. nbcnews.com. NBCUNIVERSAL MEDIA, LLC. 2020年1月4日閲覧。
16. ^ Regine Cabato (2017年1月27日). “How a country hosts a Miss Universe pageant”. CNNLife. CNN Philippines. 2020年1月4日閲覧。
17. ^ Xu Xin (2018年11月3日). “Myanmar's beauty queen to take part in Miss World pageant 2018 in China”. 新華網. 2020年1月4日閲覧。
18. ^ “BIG 5”. Missosology. 2020年1月15日閲覧。
19. ^ “The Asian Influence in the Big 5 Beauty Pageants in 2018”. angelopedia.com. 2020年1月15日閲覧。
20. ^ “THE GLOBAL BEAUTIES "GRAND SLAM OF BEAUTY PAGEANTS(TM)"”. globalbeauties.com. Global Beauties. 2020年12月10日閲覧。