不完全な知識
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 03:53 UTC 版)
認識論の一分野では不完全な知識 (partial knowledge) に着目する。ある分野について徹底的な理解を達成することは現実にはほとんどあり得ないため、我々は自らの知識が「完全でない」すなわち不完全だという事実を念頭に置いておく必要がある。現実世界の問題の多くは、その背景やデータについての不完全な理解の中で解決しなければならない。それに対して、算数や初等数学の問題は全てのデータと問題を解くのに必要な方程式についての完全な理解があって初めて解けるという点で大きく異なる。 この考え方は限定合理性とも関係が深い。
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