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天竺

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 01:44 UTC 版)

天竺(てんじく)とは、中国日本など漢字文化圏で用いられたインドの旧名[2][1]。ただし、日本で歴史的に用いられた「天竺」という語はインドやその周辺地域を指すとは限らず、中国よりも遠い地域を漠然と指して用いられたものもあれば、神話的・空想的世界として用いられたものもある。


注釈

  1. ^ 『漢書』張騫・李広利伝「吾賈人往市之身毒国。」注「李奇曰:一名天篤、則浮屠胡是也。」
  2. ^ 続日本紀』には「婆羅門僧」とはあるものの出身国名は明記されていない[18]僧綱関係の史料には「南天竺」のほか「西天竺」出身とする記録もあるが、後世の僧伝では南天竺出身とされる[19]。「南天竺」は菩提僊那の実際の出身地というよりは、龍樹(ナーガールジュナ)が南天竺出身であることや、「南天竺鉄塔伝承」に寄せた一種の称号ではないかとの指摘もある[10]
  3. ^ 「金剛三昧」についての記録は日本にはない。
  4. ^ 山田長政については実在性・史実性を疑う説もあるが、この場合でも「山田長政」が「天竺」の住人であるという認識が絵馬奉納者にはあったことになる[24]
  5. ^ 「テンジクネズミ」は、モルモットを含めテンジクネズミ科に含まれる種の総称とされる[37]

出典

  1. ^ a b 천축(天竺)의 유래와 역사”. 동북아역사재단. 2024年5月27日閲覧。
  2. ^ a b 天竺”. 精選版 日本国語大辞典. 2022年7月31日閲覧。
  3. ^ a b c d e 天竺”. 改訂新版 世界大百科事典. 2024年5月27日閲覧。
  4. ^ a b E.G. Pulleyblank (1962). “The Consonantal System of Old Chinese”. Asia Major, New Series 9 (1): 117. http://www2.ihp.sinica.edu.tw/file/1110cxVuiEg.PDF. 
  5. ^ 五天竺”. 精選版 日本国語大辞典. 2022年7月31日閲覧。
  6. ^ a b 石崎貴比古 2014, p. 96.
  7. ^ a b c 小島裕子 2019, p. 213.
  8. ^ 往五天竺国伝”. ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. 2022年7月31日閲覧。
  9. ^ 天竺之図”. 神戸市立図書館. 2022年7月31日閲覧。
  10. ^ a b 小島裕子 2019, p. 214.
  11. ^ a b 道宣続高僧伝』巻二:「賢豆」、本音「因陀羅婆陀那」、此云「主処」。謂天帝所護故也。「賢豆」之音、彼国之訛略耳。「身毒」・「天竺」、此方之訛称也。
  12. ^ 玄奘、水谷真成訳『中国古典文学大系』平凡社、1971年、56頁。doi:10.11501/12574199全国書誌番号:75025916https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12574199 
  13. ^ kotobank 天竺
  14. ^ 石﨑貴比古「天竺の語源に関する一考察」『印度學佛教學研究』第69巻第2号、2021年、951-947頁、doi:10.4259/ibk.69.2_951 
  15. ^ a b c d e 天竺=インドではなかった? 研究者・石崎貴比古が明かす、日本人の天竺観の変化”. リアルサウンドブック (2021年6月6日). 2022年6月22日閲覧。
  16. ^ 小島裕子 2019, p. 208.
  17. ^ a b 近藤治 1994, p. 138.
  18. ^ 小島裕子 2019, p. 212.
  19. ^ 小島裕子 2019, pp. 212–213.
  20. ^ 王媛 2019, pp. 108–109.
  21. ^ 中村質 1995, p. 36.
  22. ^ 近藤治 1994, pp. 137–138.
  23. ^ a b 手島崇裕 2010, pp. 275–276.
  24. ^ a b c d 石崎貴比古 2014, p. 95.
  25. ^ a b c 伊藤聡教授が新著『日本像の起源―つくられる〈日本的なるもの〉』を語る【人文社会科学の書棚から】”. 茨城大学 (2022年1月). 2022年6月22日閲覧。
  26. ^ a b c 中村質 1995, p. 37.
  27. ^ 近藤治 1994, pp. 138–139.
  28. ^ 楠葉西忍”. コトバンク. 2022年5月7日閲覧。
  29. ^ 石崎貴比古 2014, pp. 101–102.
  30. ^ 石崎貴比古 2014, pp. 100–101.
  31. ^ 石崎貴比古 2014, p. 98.
  32. ^ 河野亮仙. “河野亮仙の天竺舞技宇儀㊷”. つながる!インディア. 日印文化交流ネットワーク. 2022年6月22日閲覧。
  33. ^ 石澤良昭 2021, pp. 1–2.
  34. ^ 石澤良昭 2021, pp. 4–5.
  35. ^ 石崎貴比古 2014, p. 104.
  36. ^ 天竺鼠”. 精選版 日本国語大辞典. 2022年7月31日閲覧。
  37. ^ 天竺鼠”. デジタル大辞泉. 2022年7月31日閲覧。
  38. ^ 天竺木綿”. 日本大百科全書(ニッポニカ). 2022年7月31日閲覧。
  39. ^ 天竺木綿”. 世界大百科事典 第2版. 2022年7月31日閲覧。
  40. ^ 日本のことば遊び 第16回 しゃれで付けた名(中編)”. Japan Knowledge. 2022年7月31日閲覧。


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