一般SSと武装SSの階級の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 05:52 UTC 版)
「親衛隊階級」の記事における「一般SSと武装SSの階級の違い」の解説
親衛隊二等兵と親衛隊一等兵と親衛隊少将以上の将官階級において一般SSと武装SSで違いがあった。また武装SSには一般SSには存在しない親衛隊特務曹長(SS-Sturmscharführer)の階級が存在した。 親衛隊二等兵は武装SSでは「SS-Schütze(SS狙撃手)」、一般SSでは「SS-Mann(SS隊員)」となる。親衛隊一等兵は両方ともそれに「ober(上級)」が付く。将官の階級は武装SSではドイツ国防軍陸軍と同じ階級を用いていた。武装SSの大将は「General der Waffen-SS」となり、これは武装SSが陸軍と連携する上での関係からである。なお、武装SSの将官は常に一般SSの将官も兼ねており、武装SS大将の場合、階級は「親衛隊上級集団指導者および武装親衛隊大将(SS-Obergruppenführer und General der Waffen-SS)」となる。さらにナチス・ドイツにおいて、警察はSSとほぼ一体だったので警察の将官の階級は一般SSと武装SSと警察の3つの階級の肩書きをもっていることが多かった。例えば「親衛隊上級集団指導者ならびに武装親衛隊および警察大将(SS-Obergruppenführer und General der Waffen-SS und Polizei)」といった具合である。
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