歌川芳輝とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 歌川芳輝の意味・解説 

歌川芳輝

(一椿斎芳輝 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/08 00:01 UTC 版)

歌川 芳輝(うたがわ よしてる、文化5年11月29日1809年1月14日〉 ‐ 明治24年〈1891年1月19日)とは、江戸時代末期の浮世絵師

来歴

歌川国芳の門人。本姓は田中、名は芳三郎。歌川を称し一椿斎、含粋舎、芳輝と号す。江戸日本橋高砂町の米山源四郎の次男であったが、後に上野国(現群馬県)高崎市の旅籠屋田中家の養子になっている。当初文政6年(1823年)の頃、谷文晁の門人となり北年と号した。その後天保4年(1833年)頃に国芳の門下に入って絵を学ぶ。作画期は天保の頃とされ、主に幟絵や絵馬など肉筆浮世絵を描いた。高崎観音のなかの清水寺観音堂の回廊には芳輝の描いた絵馬額16面が飾られている。享年84。墓所は群馬県高崎市九蔵町の大雲寺、法名は流芳院永寿椿翁居士。門人に一蘭斎輝重、武居秋錦がいる。

作品

  • 「えびす大黒」 紙本着色 高崎市立中央図書館所蔵
  • 神宮皇后と武内宿祢図」 絹本着色、双幅 熊本県立美術館所蔵 ※「六十四翁 一椿斎芳輝」の落款、「芳輝画印」の白文方印あり(二幅いずれも同じ)。明治4年(1871年)
  • 「衣通姫図」 絹本着色 大英博物館所蔵
  • 「鍾馗図」 幟絵
  • 「神宮皇后と武内宿禰」 絵馬 碓氷峠熊野神社所蔵

参考文献

  • 白石一 「一椿斎芳輝」 『浮世絵界』第四巻第二号 浮世絵同好会、1939年 ※2 - 7頁
  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※132頁
  • 熊本県立美術館編 『今西コレクション名品展Ⅲ』 熊本県立美術館、1991年 ※111頁、158頁

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「歌川芳輝」の関連用語

歌川芳輝のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



歌川芳輝のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの歌川芳輝 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS