ヴッパータール交響楽団とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ヴッパータール交響楽団の意味・解説 

ヴッパータール交響楽団

(ヴッパタール交響楽団 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/12 02:56 UTC 版)

ヴッパータール交響楽団
ヒストリシェ・シュタットハレ
基本情報
原語名 Sinfonieorchester Wuppertal
出身地 ドイツ
ノルトライン=ヴェストファーレン州ヴッパータール
ジャンル クラシック音楽
活動期間 1862年 -
公式サイト Sinfonieorchester Wuppertal

ヴッパータール交響楽団(ヴッパータールこうきょうがくだん、ドイツ語: Sinfonieorchester Wuppertal)は、ドイツ西部ノルトライン=ヴェストファーレン州ヴッパータール市に属するオーケストラ

ヒストリシェ・シュタットハレの内部

沿革

ヴッパータール交響楽団の歴史は150年近くにおよぶ。創設初期の時代から、クララ・シューマンヨーゼフ・ヨアヒムヨハネス・ブラームスマックス・ブルッフといった高名な音楽家がソリストや指揮者としてこのオーケストラに登場した。

1900年にはリヒャルト・シュトラウスが客演、この頃から、シュターツ・ハレを本拠地として活躍する。このホールは第二次世界大戦で焼け落ちたが、1995年12月に修復された。

歴代指揮者

エーリヒ・クライバーオットー・クレンペラーなどの偉大な指揮者たちも、ヴッパータールで音楽的キャリアの第一歩を踏み出した。また、世界恐慌の時代にオーケストラを援助した音楽家の一人に、地元エルバーフェルト(ヴッパータール市の旧名)出身のハンス・クナッパーツブッシュがいる。後には、ゲオルク・ラティエン、フリッツ・レーマン、マルティン・シュテファーニが指揮台に立った。22年間におよぶハンス=マルティン・シュナイトの時代に続き、1986年から1996年の間は、音楽学者でもあるペーター・ギュルケがオーケストラを率いてきた。一時的に任命されたシュテファン・クリーメからバトンを引き継ぎ、1998年から2004年までは、ジョージ・ハリソンが、オーケストラのみならず、ヴッパータール市の音楽総監督を務めた。

2004年から2016年まで上岡敏之がヴッパータール市の音楽総監督、2016年からジュリア・ジョーンズ、2021年からパトリック・ハーンが音楽総監督を務める。現在このヴッパータール交響楽団とはオペラからコンサート、バロック音楽から現代音楽にいたるまで多岐にわたるレパートリーを誇っている。ドルトムントのコンツェルトハウスとケルンのフィルハーモニーに定期的に客演しているほか、ミュンヘンパリヴロツワフトリノローマなどをツアーで訪れている。

歴代音楽総監督、指揮者等

脚注

出典

  1. ^ a b 上地 2017, p. 110-113 「22.ウッパータール交響楽団」.

参考文献

  • 上地隆裕『世界のオーケストラ』 2下《英、露、パン・ヨーロピアン編》、芸術現代社、2017年1月。ISBN 978-4-87463-207-9 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヴッパータール交響楽団」の関連用語

ヴッパータール交響楽団のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヴッパータール交響楽団のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヴッパータール交響楽団 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS