ワリド・キヤーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ワリド・キヤーの意味・解説 

ワリド・キヤー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/15 17:50 UTC 版)

獲得メダル

ワリド・キヤー
フランス
柔道
オリンピック
2024 パリ 混合団体
世界選手権
2023 ドーハ 66kg級
ヨーロッパ選手権
2016 カザニ 60kg級
世界ジュニア
2015 アブダビ 60kg級

ワリド・キヤー(Walide Khyar、1995年6月9日- )は、フランスボンディ出身の柔道家。階級は60kg級と66㎏級。身長165cm[1][2][3]

人物

2011年にヨーロッパカデ選手権の50kg級で2位になった。続くヨーロッパユースオリンピックフェスティバルでは優勝して将来を期待され始めた[2]。しかしながら、2012年11月にフランスジュニアチームの一員として来日した際に、他の12名とともに都内のスポーツ用品店で集団万引き行為を犯して、国外退去処分となった。フランス柔道連盟はこの件でキヤーらを1年間に及ぶ国内外の試合への出場停止処分を科すことに決定した[4][5]。復帰後の2014年にはヨーロッパジュニアの60kg級で3位となった[2]。2015年にはヨーロッパジュニアで優勝すると、世界ジュニアでは3位になった[2]。2016年には地元のグランドスラム・パリ志々目徹に合技で敗れるも3位となった[2]。さらにヨーロッパ選手権では決勝でアゼルバイジャンのオルハン・サファロフと対戦すると、有効と技ありを先取されながら得意の裏投げで逆転勝ちして優勝を飾った[6]。 世界ランク上位選手が集まるワールドマスターズでは5位だった[2]。一方で、国内のライバルであるヴァンサン・リマールがこの大会で元世界チャンピオンの高藤直寿と世界ランキング1位である金源鎮を立て続けに破って2位になり、キヤーが持っていないオリンピックのシード権を得たことから、どちらがリオデジャネイロオリンピック代表に選ばれるか注目されたものの、結局フランス柔道連盟はキヤーの方を選んだ[7]。しかしながら、リオデジャネイロオリンピックでは2回戦で地元ブラジルのフェリペ・キタダイに有効で敗れた[1][2]。2021年の世界選手権では5位だった[2]東京オリンピックには出場できなかった[8]。その後階級を66㎏級に上げると、グランドスラム・パリで3位になった[2]。2023年の世界選手権では準決勝でオリンピックチャンピオンの阿部一二三に敗れるも3位になった[9]。2024年に地元で開催されたパリオリンピックでは5位だった[10]

IJF世界ランキングは1371ポイント獲得で22位(25/6/2現在)[11]

主な戦績

60㎏級での戦績

66㎏級での戦績

(出典[2]、JudoInside.com)

脚注

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ワリド・キヤー」の関連用語

ワリド・キヤーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ワリド・キヤーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのワリド・キヤー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS