ワット・プーカオトーンとは? わかりやすく解説

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ワット‐プーカオトーン【Wat Phu Khao Thong】

読み方:わっとぷーかおとーん

タイ中部古都アユタヤにある仏教寺院王宮跡がある川中島北西田園地帯位置する14世紀末に建立16世紀ビルマ占領下において、高さ80メートル巨大な仏塔建てられた。その後ビルマとの戦い勝ったアユタヤ朝21代王ナレースエンにより、タイ様式改修された。


ワット・プーカオトーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/04 17:40 UTC 版)

ワット・プーカオトーン
วัดภูเขาทอง
Wat Phukhao Thong
チェーディー・プーカオトーン
タイ王国における位置
基本情報
座標 北緯14度22分07秒 東経100度32分22秒 / 北緯14.36861度 東経100.53944度 / 14.36861; 100.53944座標: 北緯14度22分07秒 東経100度32分22秒 / 北緯14.36861度 東経100.53944度 / 14.36861; 100.53944
宗教 仏教
地区 アユタヤ郡
アユタヤ県
タイ
現況 遺跡
建設
様式 モン-ビルマ様式・タイ様式(仏塔)
創設者 ラーメースワン
完成 1387年(寺院)・1569年(仏塔)
最長部(最高) 80-90m(仏塔)
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ワット・プーカオトーン(Wat Phukhao Thong、チェーディー・プーカオトーン、Chedi Phukhao Thong、タイ語: เจดีย์ภูเขาทอง)は、タイ中部のアユタヤ近郊のプーカオ・トーン (Phukhao Thong) の村落にある、仏教寺院(ワット、wat)ないし、高さ50メートル[1]、最頂部80-90メートル[2]仏塔(チェーディー、chedi)遺跡である。遺跡に上り、周囲のやアユタヤの町を見渡すことができる[2]

歴史

寺院は、アユタヤ王朝初期の1387年、王ラーメースワンにより築かれた。1569年、アユタヤを奪取したタウングー王朝の王バインナウンの勝利を記念し、ワット・プーカオトーンの仏教寺院の隣にモン-ビルマ様式の大きな仏塔(チェーディー)が構築され、1587年、アユタヤ独立を回復したナレースワンを記念してタイ様式に改修された[3][4]。次の2世紀にかけてその仏塔は荒廃していった。王ボーロマコート(在位1733-1758年)の統治時代の修復において、1754年[2]、入り組んだ角のある正方形に設計されたタイ様式の新しい仏塔が、その遺構の基部の上に建設された[3][5]。隣接するラーメースワンの創建による寺院は未だ使用されている[3]

脚注

  1. ^ Gray P, Ridout L, Thailand: The Rough Guide, 3rd edition, Rough Guides Limited, 1998, ISBN 1-85828-341-8
  2. ^ a b c 中村浩 『ぶらりあるきチェンマイ・アユタヤの博物館』芙蓉書房出版、2016年、177頁。 ISBN 978-4-8295-0701-8 
  3. ^ a b c Wat Phukhao Thong (วัดภูเขาทอง)”. History of Ayutthaya. Ayutthaya Historical Research (2015年3月). 2017年7月29日閲覧。
  4. ^ 高杉等 『東南アジアの遺跡を歩く』めこん、2001年、248-249頁。 ISBN 4-8396-0144-5 
  5. ^ ワット・プーカオトーン現地案内板(タイ芸術局、2008年)

参考文献

関連項目

外部リンク



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