ワットサパーンヒンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ワットサパーンヒンの意味・解説 

ワット‐サパーンヒン【Wat Saphan Hing】


ワット・サパーンヒン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/09 09:59 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ワット・サパーンヒン
วัดสะพานหิน
Wat Saphan Hin
プラ・アッタロート
基本情報
座標 北緯17度1分23秒 東経99度40分31秒 / 北緯17.02306度 東経99.67528度 / 17.02306; 99.67528座標: 北緯17度1分23秒 東経99度40分31秒 / 北緯17.02306度 東経99.67528度 / 17.02306; 99.67528
宗教 仏教
セクト 上座部仏教
地区 ムアンスコータイ郡
スコータイ県
タイ
現況 遺跡
建設
様式 スコータイ様式
創設者 ラームカムヘーン
完成 13世紀末
建築物
正面
資材 煉瓦
テンプレートを表示
ワット・サパーンヒンまでの小道

ワット・サパーンヒン (Wat Saphan Hin、タイ語: วัดสะพานหิน) は、タイ北部スコータイの旧市街となるスコータイ歴史公園の西側にある仏教寺院遺跡である。

位置

ワット・サパーンヒンは、スコータイ歴史公園の西にある平野を見下ろす標高およそ200mの丘陵上に位置する[1]。その寺院名のサパーンヒンは「石の橋」を意味し[2]石畳スレート)の小道が寺院複合体の前に続いていることによる[3][4]

歴史

スコータイで発見されたさまざまな石碑文において、この寺院は「ワット・アラニィク」 (“Wat Aranyik”) とも呼ばれている。そのワット・アラニィクドイツ語版は、ワット・サパーンヒンと互いにわずか約500mしか離れていない位置にあるため、おそらく当初は単一の寺院であったと考えられる。

ラームカムヘーンは、スコータイの首長(サンガラージャ英語版)になるため、現在のタイ南部にある遠くのナコーンシータンマラートより学識ある高僧を招いた際に、ラームカムヘーンは高僧が居住するための[5]優美な礼拝堂(ウィハーン、wihan)をもつワット・サパーンヒンを構築した[1]

仏像

寺院の仏堂(モンドップ、mondop)の跡には[5]「プラ・アッタロート」 (Phra Attharot、タイ語: พระอัฏฐารส) という名の[6]高さ12.5mの大きな仏立像がある[4]施無畏印Abhaya mudrā[6])。また、もう1体の大きな仏像が20世紀中頃に発見された。仏像はドヴァーラヴァティー様式の特徴をもつが、シュリーヴィジャヤ王国において8世紀に創作された可能性が高い。

脚注

  1. ^ a b 金子民雄『スコータイ美術の旅』星雲社、1985年、144-152頁。ISBN 4-7952-8957-3
  2. ^ 高杉等『東南アジアの遺跡を歩く』めこん、2001年、206頁。 ISBN 4-8396-0144-5
  3. ^ 谷克二『タイ/ラオス歴史紀行』日経BP、2008年、(第3版)、23頁。 ISBN 978-4-86130-336-4
  4. ^ a b Wat Saphan Hin, Sukhothai, Thailand”. Asian Historical Architecture. orientalarchitecture.com. 2017年9月10日閲覧。
  5. ^ a b 伊東照司『東南アジア美術史』雄山閣、2007年、65頁。 ISBN 978-4-639-02006-6
  6. ^ a b Wat Saphan Hin”. Renown Travel. 2017年9月10日閲覧。

関連項目

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

ワットサパーンヒンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ワットサパーンヒンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのワット・サパーンヒン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS