ワイヤレス(802.11)における考慮点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 15:05 UTC 版)
「IPマルチキャスト」の記事における「ワイヤレス(802.11)における考慮点」の解説
802.11ワイヤレスネットワークでは、マルチキャストトラフィックの取り扱いはDelivery Traffic Indication Message (DTIM)とビーコン間隔の設定により異なる。あるベーシックサービスセットに属するすべてのステーションがパワーセーブモードに設定されていない場合、マルチキャストパケットは到着し次第すぐに送信される。一方、1以上のステーションがパワーセーブモードに設定されている場合、アクセスポイントは各々のDTIM間隔の後にマルチキャストトラフィックを配送する。このときベーシックレートセットで定義されたレートの中から、対応するレートを一つを選んで送信する。現在入手できるワイヤレスアクセスポイントやルータの多くでは、間隔は102.4 ミリ秒 (DTIM=1 (ビーコン間隔))で、伝送レートは1 Mbpsか6 Mbpsのいずれかである(動作する周波数帯と保護モードが適用されるか否かによる)。結論として、ワイヤレスネットワークでマルチキャストを実装する際は、パフォーマンスが最適になるように、DTIMとビーコン間隔設定を調整すべきである。
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