ローガンエアー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/03 10:33 UTC 版)
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運航開始 | 1962年 | |||
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ハブ空港 | グラスゴー国際空港 | |||
焦点空港 | アバディーン空港、キャンベルタウン空港、ダンディー空港、エディンバラ空港、インヴァネス空港、カークウォール空港、ノリッジ空港、ストーノウェー空港、サンバラ空港 | |||
マイレージサービス | Avios | |||
会員ラウンジ | Flybe Executive Lounge | |||
保有機材数 | 28 | |||
本拠地 | Cirrus Building 9 Marchburn Drive ペイズリー PA3 2SJ スコットランド イギリス | |||
代表者 | Stewart Adams - CEO | |||
外部リンク | www |
ローガンエアー(英語: Loganair)は、スコットランドのコミューター航空会社である。グラスゴーを拠点に、イギリス国内線を運行している[2]。乗客数と機材規模でスコットランド最大の地域航空会社である。
イギリス民間航空局のタイプA営業ライセンスを保持している。そのため、20席以上の航空機に乗客、貨物、メールを運ぶことが許可されている[3]。
歴史
- 1962年2月1日、ウィリー・ローガンによって設立された[4]。
- 1967年、ブリテン・ノーマン・アイランダーの8人乗り旅客機3機を受領し、オークニー諸島間の定期便運航を開始した[5]。
- 1968年、スコットランド国立銀行が株式を取得。
- 1970年、シェトランド諸島で運航を開始した。
- 1983年12月、エアラインズ・オブ・ブリテングループの子会社になった。
- 1994年半ば、ブリティッシュ・エアウェイズのフランチャイジーとなり、ショーツ360とBN-2アイランダーをブリティッシュ・エアウェイズの塗装で運航した。
- 1996年、ブリティッシュ・エアウェイズは、地域航空会社の再編を行い、ローガンエアーは、ブリティッシュ・リージョナル航空傘下となった。
- 1997年、ローガンエアーはブリティッシュエアウェイズグループから独立し、わずか6機(デハビランドカナダDHC-6ツインオッター1機、ブリテンノーマンアイランダー5機)で運航を継続した。なお、2008年まで、フランチャイズ関係は維持している。
- 2004年3月、シティエクスプレスから路線を購入した。
- 2005年6月、アイルランド政府から、ノック、ダブリン間の毎日往復サービスを運営する契約を獲得した。
- 2011年7月8日、ケンブリッジに本拠を置くスコットエアウェイズを買収することに合意したことが発表された。
- 2016年11月21日、Flybeとのフランチャイズ契約が2017年8月31日に終了すると発表した。
- 2017年4月、サーブ340B貨物機G-LGNNに、新塗装を塗装したと発表した。
- 2017年9月1日、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とコードシェア契約を開始。
- 2019年2月、Flybmiの運航停止後、アバディーンからブリストル、オスロ、エスビャル、ニューカッスルからスタヴァンゲル、ブリュッセル、シティ・オブ・デリー空港からロンドン・スタンステッドまでの路線を引き継ぐと発表した。
- 2020年3月、Flybeの運航停止を受けて、スコットランドとニューカッスル、フライビーへのいくつかの路線を引き継ぐと発表した。

就航地
ローガンエアーはFlybeとのフランチャイズ契約の一部として、以下の目的地に就航している。(2014年1月22日現在)
また、ローガンエアーの運航するウェストレー空港とパパウェストレー空港間は、1.7マイルの距離で、世界最短の商業航空路である(乗り物に関する世界一の一覧)[6]。
ヨーロッパ
ノルウェー
アイルランド共和国
イングランド
- リーズ/ブラッドフォード - リーズ・ブラッドフォード空港
- ロンドン - ロンドン・スタンステッド空港[7]
- マンチェスター - マンチェスター空港
- ノリッジ - ノリッジ国際空港 ベース
スコットランド
- アバディーン - アバディーン空港 ベース
- バラ島 - バラ空港
- ベンベキュラ - ベンベキュラ空港
- キャンベルタウン - キャンベルタウン空港
- ダンディー - ダンディー空港
- Eday - Eday空港
- エディンバラ - エディンバラ空港
- グラスゴー - グラスゴー国際空港 ハブ
- インバネス - インバネス空港
- アイラ島 - アイラ島空港
- カークウォール - カークウォール空港 ベース
- ノースロンルドシ - 北ロンルドシー空港
- パパウェストレー - パパウェストレー空港
- サンデー島 - サンデー空港
- サンバラ - サンバラ空港
- ストーノーウェイ - ストーノーウェイ空港
- ストロンゼー島 - ストロンセー島空港
- タイリー島 - タイリー島空港
- ウェストレー - ウェストレー空港
- ウィック - ウィック空港
機材



2025年5月時点の機材を以下に示す[8]。
機種 | 運用中 | 発注数 | 乗客数 |
---|---|---|---|
エンブラエルERJ-135 | 1 | — | |
エアブラエルERJ-145 | 13 | — | 49 |
サーブ 340 | 1 | — | 34 |
ATR42 | 7 | ||
ATR72 | 13 | 72 | |
合計 | 35 |
事件・事故
- 2001年2月27日 ローガンエアー670A便不時着水事故
- 2014年12月15日、アバディーン空港からサンバラ空港へ向かっていたローガンエアー6780便(サーブ 2000)が落雷に見舞われ、その後急降下した。事故による負傷者は無かった[9]。
→詳細は「ローガンエアー6780便事故」を参照
脚注
- ^ IATA Code search, selecting "airline name" as the search parameter and "Loganair" as the search term. Search conducted 17 February 2015
- ^ “Directory: World Airlines”. Flight International: p. 106. (2007年4月3日)
- ^ “Type A Operating Licence Holders”. United Kingdom Civil Aviation Authority. 2014年9月27日閲覧。
- ^ “Contacts: Statutory Information”. Loganair. 2015年2月14日閲覧。
- ^ http://www.scotsman.com/news/transport/loganair-is-like-no-other-airline-where-dogs-scurry-under-seats-for-take-off-geese-scatter-across-runways-and-the-view-from-the-window-catches-at-the-heart-1-2260558
- ^ Clarke, Chris (2015年4月17日). “The World's Shortest Commercial Flight Takes Less Than A Minute”. Gawker Media / Jalopnik 2015年4月18日閲覧。
- ^ Flybe Operated by Loganair to add Stansted to Dundee flights
- ^ UK civil aircraft register search, using "Loganair" as the search parameter. Search conducted 25 April 2016
- ^ “Revealed: scary toll of mid-flight near misses due to lightning strikes” (英語) (2015年8月10日). 2020年11月19日閲覧。
外部リンク
- ローガンエアーのページへのリンク