レインボーロープウェイとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > レインボーロープウェイの意味・解説 

レインボーロープウェイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/29 17:49 UTC 版)

レインボーロープウェイ
タイ館近くのレインボーロープウェイ
基本情報
日本
所在地 大阪府吹田市
種類 普通索道
起点 西口駅
終点 中央駅
駅数 2駅
1日利用者数 平均13,600人、最高18,280人
開業 1970年3月14日
廃止 1970年9月13日
運営者 近畿日本鉄道
路線諸元
路線距離 870 m
最高速度 2 m/s
テンプレートを表示

レインボーロープウェイ
路線図
0.0 西口駅
0.87 中央駅

レインボーロープウェイ1970年3月14日 - 9月13日)に開かれた日本万国博覧会開催時に、大阪府吹田市にあった索道である。

運営したのは近畿日本鉄道。1日の乗車数は平均1万3600人(最高1万8280人)にも及んだ[1]

西口駅(現在の万博会場西口)から中央駅(2005年に解体された当時の万国博ホール)までを7分30秒で結ぶ全長870mの遊覧専用ロープウェイだった[2]

閉幕後、ゴンドラのみ近鉄グループの遊園地(近鉄あやめ池遊園地および伏見桃山城キャッスルランド)で休憩施設として再利用された。

索道を都市交通に利用するという構想は、その後の横浜博覧会山口きらら博愛知万博などでも実施され、更には1983年開業の東京ディズニーランドスカイウェイや、1999年開業のよみうりランドスカイシャトル、2021年開業のYOKOHAMA AIR CABINといった都市索道として普及した。

路線データ

  • 全長:0.87km[3]
  • 方式:3線自動循環式[3]
  • ゴンドラ
    • 台数:22[3][4]
    • 1台定員:8(立席含むと15)[3][4]
  • 地上からの高さ:平均約30m
  • 速度:秒速2m[4]
  • 所要時間:7.5分[3][4]
  • 運転間隔:1分[3][4]
  • 運転時間:1970年4月28日まで9:30~21:00、以後9:00~21:30
  • 駅:中央駅 - 西口駅
  • 支柱:3基(34m×2基、25m×1基)[4]
  • 運営管理 : 近畿日本鉄道
  • 料金 : 大人200円、子供100円[3]
  • 事業費:2億7千万円(駅舎5500万円)[4]
  • 工事担当

歴史

駅一覧

  • 西口駅
    • 日本万国博覧会の跡地の万博記念公園の西口ゲートになっている。
  • 中央駅
    • 2005年に解体された、当時の万国博ホール西側に位置する[3](現在は日本庭園前駐車場スペース)。

脚注

  1. ^ 近畿日本鉄道『最近20年のあゆみ』1980年、63頁。 
  2. ^ 近畿日本鉄道『最近20年のあゆみ』1980年、62頁。 
  3. ^ a b c d e f g h 近畿日本鉄道『最近20年のあゆみ』1980年、64頁。 
  4. ^ a b c d e f g h i j k 日本万国博覧会公式記録第3巻 建設 基幹施設 ロープウェー - 日本万国博覧会記念協会
  5. ^ 日本万国博覧会公式記録第3巻 建設 会場基本計画 - 日本万国博覧会記念協会(1972年)

関連項目



このページでは「ウィキペディア」からレインボーロープウェイを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からレインボーロープウェイを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からレインボーロープウェイ を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「レインボーロープウェイ」の関連用語

レインボーロープウェイのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



レインボーロープウェイのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのレインボーロープウェイ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS