ルース・ロッシュ_(ファーモイ男爵夫人)とは

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ルース・ロッシュ (ファーモイ男爵夫人)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/11/04 01:03 UTC 版)

ルース・ロッシュ Ruth Roche
生誕	ルース・ギル (1908-10-02) 1908年 10月2日アバディーンシャー
死没	(1993-07-06) 1993年 7月6日（84歳没）ロンドン
配偶者	モーリス・バーク・ロッシュ (第4代ファーモイ男爵)
子供	メアリー・シンシア閣下フランセス・シャンド・キッドエドムンド・ジェームズ（英語版）
親	ウィリアム・スミス・ギルルース・リトルジョン
親戚	ダイアナ元皇太子妃（孫）

ルース・ロッシュ（Ruth Roche、1908年 10月2日 - 1993年 7月6日）は、イギリスの貴族。

ダイアナ元皇太子妃の母方の祖母であり、ウィリアム・ヘンリー両王子の曾祖母、ジョージ王子・シャーロット王女・ルイ王子の高祖母にあたる。

生涯

ルース・ロッシュ(旧姓ギル)は、スコットランド出身の軍人ウィリアム・スミス・ギル大佐と彼の妻ルース(旧姓リトルジョン、デビッド・リトルジョンの娘)の娘、アバディーンシャー州ビールドサイドのダレビティ・ハウスでルース・シルビア・ギルとして生まれた^[1]。彼女はピアニストとして活躍する為に、1920年代にパリ音楽院でアルフレッド・コルトーの下で学んだ^[2]。彼女の音楽キャリアは、裕福で25歳年上の第4代ファーモイ男爵モーリス・ロシュに会い、結婚することになり、彼女のピアニストを目指して勉強する生活は終わりを迎えた。彼らは1931年 9月17日にアバディーンシャー州ビールドサイドにあるセント・デベニック教会で結婚した。また、結婚後も彼女は時折公共の場でピアノの演奏を披露することはあった。彼女は1951年にキングス・リン芸術祭を設立し、25年間フェスティバルに密接に関わり続け、エリザベス王太后にそのパトロンになるように説得した^[3]。彼女は、キングスリン芸術祭協会の会長として、1952年1月に大英帝国勲章(OBE)を授与された^[4]。1956年、ルースはエリザベス王太后付き寝室女官に任命された。また彼女にはロイヤル・ヴィクトリア勲章も授与された。1969年、彼女の娘フランシスがピーター・シャンド・キッド（英語版）と不倫をし、シャンド・キッド夫人が夫ピーターの不倫を理由に離婚訴訟を起こし^[5]、裁判でフランセスは姦通の相手として糾弾され、ピーターは子供3人の親権を失った^[6]あと、同年6月にオールソープ卿夫妻の訴訟が始まったが、シャンド・キッドの離婚訴訟で浮気が確定していた彼女の立場は悪かった。さらに娘の不倫に怒り心頭になっていたルースは、「娘婿が暴力を振るうところなど見たことがない」「娘には母親の資格がない」と証言した^[7]^[8]^[10]。