ルカング・ヴアタヴ、ゼゼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/16 02:38 UTC 版)
「ヴァリハ」の記事における「ルカング・ヴアタヴ、ゼゼ」の解説
マダガスカル北西部(サカラヴァ地方)やマヨット、コモロ、並びにこれらのアフリカ大陸側対岸部においては、箱型あるいは板型の共鳴器にスチール製のワイヤ、例えば、自転車のブレーキワイヤなどを、1本ないし2本張った簡易型のヴァリハが普及している:505。「ルカング・ヴアタヴ」(lokango voatavo)は、これのサカラヴァ地方での呼び名である。なお、「ルカンガ・ヴアタヴ」というのは西海岸訛り風の読みである。 簡易型のヴァリハは、マヨットとコモロでは、ゼゼ(ndzendze)と呼ばれる:505。ゼゼはコモロの民族楽器であると考えられており:505、「コモロのシタール」と紹介されることもあるが、少なくとも外部の民族音楽学者や愛好家からはヴァリハから派生した楽器として認識されている:505。ゼゼ(ndzendze)はモザンビーク海峡を挟んで対岸のアフリカ大陸沿岸部では、ゼゼないしツェツェ(zeze, tsetse)と呼ばれる。ゼゼには、"Soubi" のニックネームで知られる Athoumane Soubira (1957- ) のような名手がいる:505。
※この「ルカング・ヴアタヴ、ゼゼ」の解説は、「ヴァリハ」の解説の一部です。
「ルカング・ヴアタヴ、ゼゼ」を含む「ヴァリハ」の記事については、「ヴァリハ」の概要を参照ください。
- ルカング・ヴアタヴ、ゼゼのページへのリンク