ルイーズ・ド・ロレーヌ=ヴォーデモンの寝室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:17 UTC 版)
「シュノンソー城」の記事における「ルイーズ・ド・ロレーヌ=ヴォーデモンの寝室」の解説
夫アンリ3世が1589年8月に修道士ジャック・クレマンに暗殺されると、王妃ルイーズ・ド・ロレーヌ=ヴォーデモンはシュノンソー城に引きこもり、瞑想と祈りにふけった。修道院代わりに城に住み込んだ修道女に囲まれ、王室の慣習で王への哀悼を示す白い喪服を常に着用して「白衣の王妃」と呼ばれた。 彼女の寝室の天井は、オリジナルから改装されている。銀の涙、未亡人の綬章、荊冠、ギリシャ文字など、喪を表すもので天井は飾られている。ギリシャ文字のラムダ(Λ)はルイーズのイニシャルであり、アンリ3世のイニシャルHとからみ合わせている。 この部屋の、悲しみに沈み信仰にすがる雰囲気を最もよく表すのが、暖炉を装飾するキリストの荊冠と16世紀に描かれた絵画である。家具は16世紀のものである。
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