ラドフォード (DD-120)とは? わかりやすく解説

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ラドフォード (DD-120)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/03 14:12 UTC 版)

艦歴
発注
起工
進水 1918年4月5日
就役 1918年9月30日
退役 1922年6月29日
その後 1936年8月5日に海没処分
除籍 1936年5月19日
性能諸元
排水量 1,060トン
全長 314 ft 5 in (95.83 m)
全幅 31 ft 8 in (9.65 m)
吃水 9 ft 934 in (2.99 m)
機関
最大速 35ノット (65 km/h)
乗員 士官、兵員142名
兵装 4インチ砲4門
3インチ砲2門
21インチ魚雷発射管12門

ラドフォード (USS Radford, DD-120/AG-22) は、アメリカ海軍駆逐艦ウィックス級駆逐艦の一隻。艦名はウィリアム・ラドフォード海軍少将に因む。

艦歴

ラドフォードはバージニア州ニューポート・ニューズニューポート・ニューズ造船所で、1918年4月5日にメアリー・ラヴェル・ラドフォードによって命名、進水した。1918年9月30日にノーフォーク海軍工廠で艦長アーサー・S・カーペンター少佐の指揮下就役した。

大西洋艦隊駆逐艦部隊に配属されたラドフォードは10月12日にノーフォークを出航し、ロードアイランド州メルヴィルへの整調巡航を行う。1918年10月21日にハンプトン・ローズに帰還するとニューポート・ニューズ管区の護衛艦部隊に加わり、ニューヨークおよびヨーロッパ水域に向かう第76兵員輸送船団の護衛任務に就く。

ラドフォードは1919年には東海岸での作戦活動に従事し、1月14日にキューバ南方へ出航した。グアンタナモ湾を拠点として、グアカナヤボ湾サンティアーゴ・デ・クーバに巡航し、3月13日に帰還した。その後7月まで大西洋艦隊と共にハンプトン・ローズから作戦活動に従事した。

1919年7月に再び太平洋艦隊に配属され、7月19日にハンプトン・ローズを出航、パナマ運河地帯バルボアおよびサンディエゴに向かう。8月7日にサンディエゴに到着、太平洋艦隊駆逐艦部隊に加わる。ラドフォードは1922年までメア・アイランド海軍工廠およびサンペドロを拠点として活動し、第4駆逐艦隊第10戦隊第12分艦隊の1艦として訓練および艦隊演習を行った。1919年9月にはワシントン州シアトルタコマベリンガムBellingham)を訪問し、1920年12月にはオレゴン州ポートランドを訪問した。1920年7月に DD-120 (駆逐艦)に艦種指定され、1922年6月9日に退役、サンディエゴで予備役艦として15年近く保管される。

1932年4月16日に AG-22 (雑役艦)に艦種変更され、移動標的艦への転換が決定した。しかしながら転換は行われず、1932年6月27日に再び DD-120 と指定される。ラドフォードは1936年5月19日に除籍され、ロンドン海軍軍縮条約に従って1936年8月5日に海没処分された。

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