ラッパ飲み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/24 09:35 UTC 版)

ラッパ飲み(ラッパのみ、喇叭飲み、喇叭飲)は、瓶詰めの液体を瓶に口をつけて直接飲むこと[1][2]。その様子がラッパを吹くようだったことから名付けられた[3][要ページ番号]。
小瓶のラッパ飲み
ビールの小瓶は一説には「ラッパ飲み用に作られた」とする説がある[4]。
危険性
- 誤嚥
- ペットボトルのラッパ飲みは危険だとされている[5]。これは上を向いて液体を一気に飲もうとすると、嚥下の処理能力を超えてしまうことで気管に入りやすくなるからである[5]。そのため、コップなどで少量ずつ飲む方が安全である[5]。
- 細菌の増殖
- 飲み口に直接口を付けるため、飲み口部が常在菌や口腔内の細菌に汚染される[6]。特に、お茶では細菌類が増殖するための栄養分が豊富にあることから、中性のミネラルウォーターや酸性のスポーツドリンクと比較して増殖速度が速いと報告されている[6]。
脚注
出典
- ^ 「喇叭飲み」『デジタル大辞泉』 。コトバンクより2025年4月24日閲覧。
- ^ 「喇叭飲」『精選版 日本国語大辞典』 。コトバンクより2025年4月24日閲覧。
- ^ 広辞苑第七版. 岩波書店. (2020年10月2日)
- ^ “マナー学科 No.37 海外で小びんはコップに移さず、びんから飲むの。キュンとくるわねー。”. キリン. 2021年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年4月24日閲覧。
- ^ a b c 「加山雄三も苦しんだ誤嚥 ペットボトルのラッパ飲みに注意」『NEWSポストセブン』小学館、2020年9月7日、2面。2025年4月24日閲覧。
- ^ a b 成井浩二、竹ノ内清彦、野口雅久、笹津備規「園児が飲用したペットボトルの細菌学的調査」『東京薬科大学研究紀要』第7号、東京薬科大学、2004年、1-4頁、ISSN 13438956、NAID 120006644879、2025年4月24日閲覧。
関連項目
「ラッパ飲み」の例文・使い方・用例・文例
- 彼はうんとラッパ飲みをした
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