ラッコの展示開始
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 08:49 UTC 版)
「オホーツク水族館」の記事における「ラッコの展示開始」の解説
水族館としての魅力を高めるために、1986年6月14日に水族館の開館30周年記念事業としてラッコ館が建設着工される。7月28日、日本国内外の規格にそって、ラッコ館の建設がすすみ、また、10月1日からは、網走市内で水族館に仲間入りする予定のラッコを「サンゴ草」とともにデザインした煙草・マイルドセブンが限定発売されたりしている。 そして網走市などの支援をうけて、同年10月10日に、米国のアラスカからラッコ4頭(雄1頭、雌3頭)を約2千万円(輸送費含む)かけて搬入した。また、同時に子どもへのプレゼント用記念ワッペンとキーホルダーが作られたりもしている。ラッコたちは10月18日から一般公開された。 1987年4月12日にラッコの繁殖に成功し、仔(赤ちゃん)が誕生する。体長35cm、体重1.5kgであったが、5日後の4月17日に死亡した。このアクシデントとは関係なく、ラッコの人気でこの夏の入館者数は急増している。このラッコたちは館のシンボルとして、水族館への交通案内の標識のイラストにも描かれるようになった。 1988年4月20日、2頭のラッコの仔が誕生する。翌1989年7月15日にもラッコの仔が誕生する。8月14日に、赤ちゃんラッコが「ラリー」と命名される。8月10日には、水族館に日本動物園水族館協会から繁殖賞が贈られる。さらに1990年11月28日にもラッコの仔が2頭誕生し、翌1991年5月4日にラッコの命名式が行われ、「コッキー」と「マリー」に決まった。マリーはのちに最後の一頭となる。
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