ラッキードッグパス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 13:46 UTC 版)
NASCARでは単独走行でタイムを稼ぐのは非常に難しいことから導入された救済措置。フリーパスとも呼ばれる。コーションが入る際、ラップダウン(周回遅れ)の最上位のマシンはリードラップ(トップと同一周回)の最下位へと戻される(ラップダウンの最上位が2周遅れの場合は1周遅れに戻る)。そのためラップリーダーの争いだけでなく、ラッキードッグパスを巡る争い、そしてラッキードッグパスを貰ってからの追い上げという3つの争いが激しくなり、エキサイティングなレース展開を更に盛り上げている。このルールを巧みに利用した例として、2009年第21戦ポコノがある。このレースで、トラブルを抱えたジミー・ジョンソンが3周遅れのほぼ最下位まで落ち込んだが、その後のラッキードッグパスを全て獲得し、最後のリスタートまでにリードラップに復帰し、結果13位に入った。
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