ラグビーワールドカップ2021とは？わかりやすく解説

ラグビーワールドカップ2021
概要
開催国	ニュージーランド
期間	2022年10月8日 – 11月12日
出場国数	12ヶ国
優勝国	ニュージーランド
準優勝国	イングランド
3位	フランス
統計
試合数	26
最多得点選手	Emily Scarratt (44)
最多トライ選手	Portia Woodman (7)
	← 2017 2025 →

ラグビーワールドカップ2021（Rugby World Cup 2021^[1]）は、ニュージーランドで2022年 10月8日から11月12日まで開催^[2]された第9回ラグビーワールドカップ。同国では2011年男子大会以来の開催。2019年 8月21日、ワールドラグビーは性平等の観点から、大会名から「女子」の単語を削除した^[3]。

当初は2021年に開催を予定していたが、ワールドラグビーは新型コロナウイルス (COVID-19) の感染再拡大で1年延期を決定^[4]。

予選

今大会は開催国ニュージーランドを始め前回6位入賞チームが自動出場。残り6チームは予選からの出場となる。

	Africa	Americas	Asia	Europe	Oceania
自動出場		カナダ (AQ) アメリカ合衆国 (AQ)		イングランド (AQ) フランス (AQ) ウェールズ (AQ)	オーストラリア (AQ) ニュージーランド (Hosts/Holders)
大陸予選	南アフリカ共和国 (Africa 1)		日本 (Asia 1)	イタリア (Europe 1)	フィジー (Oceania 1)
大陸間プレーオフ勝者^{[注釈 1]}	ケニア (Africa 2)	コロンビア (South America 1)
敗者復活戦		コロンビア (South America 1)	カザフスタン (Asia 2)	スコットランド (Europe 2)	サモア (Oceania 2)^{[注釈 2]}

敗者復活戦は大陸間プレーオフ勝者に加え、アジア・欧州・オセアニア2位のチームが出場。残り1枠を争う。

^ South America/Africa play-off: South America 1 will progress to a play-off with the second-placed team from Africa to determine the fourth team to compete in the Repechage. Repechage tournament: The final team to qualify for RWC 2021 will be decided via the new Repechage tournament, which will take place in 2020. The tournament will consist of the second placed teams in the Asia, Europe and Oceania regional tournaments and the winner of the play-off between South America and second-placed team from the Africa regional qualifier.
^ Samoa withdrew from the Repechage tournament due to COVID-19 related restrictions.

プール戦

2020年11月20日にオークランドでプール戦の組み合わせ抽選会が行われた。

勝点の加算法^[5]

勝利：4ポイント
引分：2ポイント
敗戦：0ポイント

以下のポイントはボーナスポイントとして加算する

トライ数が4以上：1ポイント (勝敗にかかわらず加算)
7点差以内で敗戦：1ポイント

中止試合については大会規定により「0-0の引分」扱いとなり、両チームに勝ち点2ずつを与える。

順位決定方法

勝点が同点のチームが2つ以上ある場合は、以下の順に比較して順位を決定する^[5]。

直接対決の勝者
得失点差
トライ差数 (トライ数－被トライ数)
得点数
トライ数
抽選

順位表の項目

Pld：試合数　 W：勝利数　 D：引分数　 L：敗戦数　 TF：トライ数　 TA：被トライ数
PF：得点数　 PA：失点数　 +/-：得失点差　 BP：ボーナスポイント　 Pts：勝点

凡例
	決勝トーナメントに進出
	Advanced to the quarter-finals as one of the two best third place teams

開催時刻はいずれも現地時間 (NZDT/UTC+13)。

Pool A

Team	Pld	W	L	TF	PF	PA	+/−	BP	Pts
ニュージーランド	3	3	0	26	154	29	+125	3	15
オーストラリア	3	2	1	6	44	60	–16	0	8
ウェールズ	3	1	2	5	37	84	–47	1	5
スコットランド	3	0	3	5	27	89	–62	2	2

Pool B

Team	Pld	W	L	TF	PF	PA	+/−	BP	Pts
カナダ	3	3	0	16	92	31	+61	3	15
イタリア	3	2	1	8	55	40	+15	1	9
アメリカ合衆国	3	1	2	8	54	68	–14	1	5
日本	3	0	3	5	30	92	–62	0	0

Pool C

Team	Pld	W	L	TF	PF	PA	+/−	BP	Pts
イングランド	3	3	0	28	172	26	+146	2	14
フランス	3	2	1	14	91	18	+73	3	11
フィジー	3	1	2	6	40	149	–109	0	4
南アフリカ共和国	3	0	3	3	22	136	–114	1	1

プール戦総合順位

プール1位	Pld	W	D	L	TF	PF	PA	PD	BP	Pts
ニュージーランド	3	3	0	0	26	154	29	+125	3	15
カナダ	3	3	0	0	16	92	31	+61	3	15
イングランド	3	3	0	0	28	172	26	+146	2	14
プール2位	Pld	W	D	L	TF	PF	PA	PD	BP	Pts
フランス	3	2	0	1	14	91	18	+73	3	11
イタリア	3	2	0	1	8	55	40	+15	1	9
オーストラリア	3	2	0	1	6	44	60	–16	0	8
プール3位	Pld	W	D	L	TF	PF	PA	PD	BP	Pts
アメリカ合衆国	3	1	0	2	8	54	68	–14	1	5
ウェールズ	3	1	0	2	5	37	84	–47	1	5
フィジー	3	1	0	2	6	40	149	–109	0	4

Source: World Rugby

Rules for classification: 1) Points 2) Point differential 3) Points for 4) Most tries scored for

決勝トーナメント

^[6]

準々決勝		準決勝		決勝

29 October – Whangārei

フランス	39
		5 November – Auckland (Eden)
イタリア	3
		フランス	24
29 October – Whangārei
		ニュージーランド	25
ニュージーランド	55
				12 November – Auckland (Eden)
ウェールズ	3
				ニュージーランド	34
30 October – Auckland (Waitakere)
				イングランド	31
イングランド	41
		5 November – Auckland (Eden)
オーストラリア	5
		イングランド	26
30 October – Auckland (Waitakere)
		カナダ	19	3位決定戦
カナダ	32
				12 November – Auckland (Eden)
アメリカ合衆国	11
				フランス	36

				カナダ	0

準々決勝

29 October 2022 16:30 NZDT (UTC+13)	フランス (4)	39–3	(5) イタリア	Northland Events Centre, Whangārei
		Report		Northland Events Centre, Whangārei

29 October 2022 19:30 NZDT (UTC+13)	ニュージーランド (1)	55–3	(8) ウェールズ	Northland Events Centre, Whangārei
		Report		Northland Events Centre, Whangārei

30 October 2022 13:30 NZDT (UTC+13)	イングランド (3)	41–5	(6) オーストラリア	Waitakere Stadium, Auckland
		Report		Waitakere Stadium, Auckland

30 October 2022 16:30 NZDT (UTC+13)	カナダ (2)	32–11	(7) アメリカ合衆国	Waitakere Stadium, Auckland
		Report		Waitakere Stadium, Auckland

準決勝

11月5日 (土) 19:30	フランス	24–25	ニュージーランド	イーデン・パーク, オークランド (ニュージーランド)
		Report		イーデン・パーク, オークランド (ニュージーランド)

11月5日 (土) 16:30	イングランド	26–19	カナダ	イーデン・パーク, オークランド (ニュージーランド)
		Report		イーデン・パーク, オークランド (ニュージーランド)

3位決定戦

11月12日 (土) 16:30	フランス	36-0	カナダ	イーデン・パーク, オークランド
				イーデン・パーク, オークランド

決勝

11月12日 (土) 19:30	イングランド	31-34	ニュージーランド	イーデン・パーク, オークランド観客数: 42,579人レフリー: ホリー・デビッドソン (スコットランド)
	T: キルダン 3' c コケイン 13' c, 32' c, 54' c パッカー 21' c G: スカアラット (3/5) 4', 15', 33'	Report	T: ポンソンビー 18' c レティイイガ 25' c, 71' c ルール 40' c フルーレー 41' c マレー 49' c G: ホームズ (2/6) 20', 26'	イーデン・パーク, オークランド観客数: 42,579人レフリー: ホリー・デビッドソン (スコットランド)


FB	15	エリー・キルダン
RW	14	リディア・トンプソン
OC	13	エミリー・スカアラット
IC	12	ホーリー・アッチソン
LW	11	アビー・ダウ
FH	10	ゾーイ・ハリソン
SH	9	リーアン・インファンテ
N8	8	サラ・ハンター (c)
OF	7	マリー・パッカー
BF	6	アレックス・マシューズ
RL	5	アービー・ウォード
LL	4	ゾーイ・オルドクロフト
TP	3	サラ・ベルン
HK	2	エイミー・コケイン
LP	1	ヴィッキー・コーンバーロウ
Replacements:
HK	16	ラーク・デーヴィス
PR	17	モード・ミューア
PR	18	シャウナ・ブラウン
LK	19	キャサリン・オドンネル
N8	20	ポピー・クリール
FL	21	サディア・カベヤ
SH	22	クラウディア・マクドナルド
CE	23	タチアナ・ハード
Coach:
サイモン・ミドルトン


FB	15	レニー・ホームズ
RW	14	ルビー・トゥイ
OC	13	ステイシー・フルーレー
IC	12	テリーサ・フィッツパトリック
LW	11	ポーシャ・ウッドマン
FH	10	ルアヘイ・デマント (c)
SH	9	ケンドラ・コックセッジ
N8	8	シャーメイン・マクメナミン
OF	7	サラ・ヒリニ
BF	6	アラナ・ブレムナー
RL	5	チェルシー・ブレムナー
LL	4	マイアカワナカウラニ・ルース
TP	3	エイミー・ルール
HK	2	ジョージア・ポンソンビー
LP	1	フィリパ・ラヴ
Replacements:
HK	16	ルカ・コナー
PR	17	クリスタル・マレー
PR	18	サント・タウマタ
LK	19	ジョアナ・ナンウー
FL	20	ケネディ・サイモン
SH	21	アリアナ・ベイラー
FH	22	ヘーゼル・トゥビック
WG	23	アエシャ・レティイイガ
Coach:
ウェイン・スミス

アシスタントレフェリー:
アイミー・バレット＝セロン（英語版） (南アフリカ)
オーレリー・グロワゼロー（英語版） (フランス)
テレビジョンマッチオフィシャル :
ベン・ホワイトハウス（英語版） (ウェールズ)

大会公式スポンサー

ワールドワイドパートナー

プラウドホスト

ニュージーランド政府観光局

オフィシャルスポンサー

大会サプライヤー

プリンシパルチャリティー

チャイルド・ファンド

脚注

[脚注の使い方]

^ worldrugby.org. “Rugby World Cup 2021: Tournament in numbers | ワールドラグビー”. www.world.rugby. 2024年8月8日閲覧。
^ “ラグビー女子Ｗ杯は来年10月開幕”. 日刊スポーツ (2021年5月13日). 2021年5月14日閲覧。
^ “女子ラグビーW杯の大会名から「女子」外す。ワールドラグビーが平等の問題に率先して主導へ。”. ラグビーリパブリック (ベースボールマガジン社). (2019年8月22日) 2019年8月23日閲覧。
^ “2021 Rugby World Cup in New Zealand postponed a year”. The New Zealand Herald. (2021年3月10日) 2021年3月10日閲覧。
^ ^a ^b “TOURNAMENT RULES JAPAN 2019”. Rugby World Cup 2019. 2019年9月9日閲覧。
^ world.rugby. “Rugby World Cup 2021 quarter-final draw announced ｜ Rugby World Cup 2021” (英語). www.rugbyworldcup.com. 2022年10月23日閲覧。

外部リンク

ラグビーワールドカップ公式ウェブサイト（日本語）

この項目は、ラグビーユニオンに関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:ラグビー）。

[fn1-5] South America/Africa play-off: South America 1 will progress to a play-off with the second-placed team from Africa to determine the fourth team to compete in the Repechage. Repechage tournament: The final team to qualify for RWC 2021 will be decided via the new Repechage tournament, which will take place in 2020. The tournament will consist of the second placed teams in the Asia, Europe and Oceania regional tournaments and the winner of the play-off between South America and second-placed team from the Africa regional qualifier.

[fn2-6] Samoa withdrew from the Repechage tournament due to COVID-19 related restrictions.

[1] worldrugby.org. “Rugby World Cup 2021: Tournament in numbers | ワールドラグビー”. www.world.rugby. 2024年8月8日閲覧。

[2] “ラグビー女子Ｗ杯は来年10月開幕”. 日刊スポーツ (2021年5月13日). 2021年5月14日閲覧。

[3] “女子ラグビーW杯の大会名から「女子」外す。ワールドラグビーが平等の問題に率先して主導へ。”. ラグビーリパブリック (ベースボールマガジン社). (2019年8月22日) 2019年8月23日閲覧。

[4] “2021 Rugby World Cup in New Zealand postponed a year”. The New Zealand Herald. (2021年3月10日) 2021年3月10日閲覧。

[rules-7] “TOURNAMENT RULES JAPAN 2019”. Rugby World Cup 2019. 2019年9月9日閲覧。

[8] world.rugby. “Rugby World Cup 2021 quarter-final draw announced ｜ Rugby World Cup 2021” (英語). www.rugbyworldcup.com. 2022年10月23日閲覧。

[1]

[2]

[3]

[4]

[注釈 1]

[注釈 2]

[5]

[6]

表話編歴女子ラグビーワールドカップ
本大会	ウェールズ 1991 スコットランド 1994 オランダ 1998 スペイン 2002 カナダ 2006 イングランド 2010 フランス 2014 アイルランド 2017 ニュージーランド 2021 イングランド 2025 オーストラリア 2029 アメリカ 2033
関連項目	ラグビーフェスティバル1990

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