ヤエヤマスズコウジュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/19 04:41 UTC 版)
ヤエヤマスズコウジュ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ヤエヤマスズコウジュの花
(撮影地 筑波実験植物園、Wikimedia Commons) |
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保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
絶滅危惧II類(環境省レッドリスト) |
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Suzukia luchuensis Kudô | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ヤエヤマスズコウジュ |
ヤエヤマスズコウジュ(学名:Suzukia luchuensis)はシソ科シキクンソウ属の匍匐性の常緑多年生草本。環境省および沖縄県絶滅危惧II類[1]。
特徴
高さ5–20cm。葉は長さ1–3cmで対生し、やや多肉質で卵円形〜円形、縁辺に円鋸歯がある。葉の両面に白い長毛がある。花は頂生または腋生し、花冠は白地に桃色の模様が入り、長さ10–13mm、筒部は長さ8mmほどで裂片は大きく、上唇は倒卵形でやや兜形になり、下唇は3裂する[1][2][3]。
分布と生育環境
沖縄本島、伊計島、久米島、黒島、新城島にまれに[2][3]、与那国島では島内各地に産する[1]。台湾(緑島)にも分布する[4][1][2]。海岸近くの原野や隆起石灰岩上に生育する[1][2][3]。
ギャラリー
脚注
参考文献
- Hsieh, TH (2000), “Suzukia Kudo (Lamiaceae) in Taiwan”, Taiwania 45 (3): 217–225
- 横田昌嗣・松村俊一・小林史郎・横田昌嗣(追補)・阿部篤志(追補)・中曽根忠樹(追補)「ヤエヤマスズコウジュ」『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物 第3版(菌類編・植物編)―レッドデータおきなわ―』沖縄県、2018年3月、270–271頁 。
- 米倉浩司 著「ヤエヤマスズコウジュ」、大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司 編『フィールド版改訂新版 日本の野生植物』 2巻、平凡社、2021年、409頁。ISBN 9784582535396。
- 林将之; 名嘉初美「ヤエヤマスズコウジュ」『沖縄の身近な植物図鑑』(第2版)ボーダーインク、2023年。 ISBN 9784899824350。
外部リンク
- ヤエヤマスズコウジュ(八重山鈴香需) こまつなの部屋
- ヤエヤマスズコウジュ 与那国島の植物 サラノキの森
- ヤエヤマスズコウジュ(八重山鈴香需) 野の花賛花
- ヤエヤマスズコウジュ(八重山鈴香需) うちなー通信
- ヤエヤマスズコウジュ 四季の山野草
- ヤエヤマスズコウジュ GKZ植物事典
- ヤエヤマスズコウジュのページへのリンク