モーリス・コマーシャル Jタイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/18 08:37 UTC 版)
| モーリス・コマーシャル Jタイプ | |
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モーリス・JB バン
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モーリス・J ピックアップトラック
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| 概要 | |
| 製造国 | |
| 販売期間 | 1949年 - 1961年 |
| ボディ | |
| 駆動方式 | FR |
| パワートレイン | |
| エンジン | 直列4気筒 1,476 cc サイドバルブ BMC Bシリーズ エンジン |
| 変速機 | 3速 MT、4速MT(JB) |
モーリス・コマーシャル Jタイプ(Morris Commercial J-type)は、モーリス社の子会社であるモーリス・コマーシャル社(Morris Commercial)により1949年から1961年まで販売されていた10 cwtクラスのバンである。
1952年にモーリス社の親会社であるナッフィールド・オーガニゼーションとオースチン社が合併しブリティッシュ・モーター・コーポレーション(British Motor Corporation)に再編されるとコマーシャルの名称は外され、このバンはモーリス J(Morris J-type)として販売された。
概要
コマーシャル Jタイプは当時の傾向であったキャブオーバー型を採用し両側にスライディングドアーを備えており、ハンドル位置は左右両方が製造された。完成車と同様にJタイプは外部のボディ架装メーカーにシャーシのみでも供給されピックアップトラック、ダンプカー、アイスクリーム販売車(ice cream van)、牛乳配送車(milk float)などの用途の車両が造られた。多数が郵便局(Post Office)で購入されたが、前後のゴム製フェンダーを備えている点が標準モデルと異なっていた。
J タイプは当時のモーリス・オックスフォード(Morris Oxford)のエンジンを基にした1476 ccの4気筒 サイドバルブ エンジンを搭載しており、3速のトランスミッションと当初はスパイラル・ベベルギア(Spiral bevel gear)型リアアクスルを通して後輪を駆動していた。リアアクスルは後にハイポイド型に変更された。
Jタイプは1957年にOHVのBMC Bシリーズ エンジン(BMC B-Series engine)と4速トランスミッションを搭載されたときにJBとなった。
オースチン版のJタイプは1957年にオースチン 101として市場に導入されたがモーリス版との差異は付けられているバッジだけであった。
コマーシャル Jタイプは48,600台が製造され、1961年初めにモーリス・コマーシャル J4に代替されて生産は終了した。
出典
- The Morris J type van Register
- Harry Edwards. Morris Commercial Vehicles. Alan Sutton. ISBN 0-7509-0176-4
外部リンク
- https://morrisjbvan.blogspot.com/ - Restoration of Truman's - A 1958 J Type Van
- https://tinworm.blogspot.com/ - And a close cousin of the J, an Austin 101
- The Morris Commercial J Type Van (MCJTV) technical reference and discussion group. Hosted in Yahoo Groups
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