モーセの十戒の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/11 13:20 UTC 版)
慶應義塾大学名誉教授の小泉仰は、「ひゞのをしへ 二へん」の「おさだめのおきて」に、プロテスタントの区別における、モーセの十戒の第一戒、第五戒、第六戒、第八戒、第九戒、第十戒にほぼ相当するものがあると解釈して重視している。 ひゞのをしへ 二へん とうざい、とうざい。ひゞのをしへ二へんのはじまり。おさだめのおきては六かでう、みゝをさらへてこれをきゝ、はらにおさめてわするべからず。 だい一 てんとうさまをおそれ、これをうやまい、そのこゝろにしたがふべし。たゞしこゝにいふてんとうさまとは、にちりんのことにはあらず、西洋のことばにてごつどゝいひ、にほんのことばにほんやくすれば、ざうぶつしやといふものなり。 だい二 ちゝはゝをうやまい、これをしたしみ、そのこゝろにしたがふべし。 だい三 ひとをころすべからず。けものをむごくとりあつかひ、むしけらをむゑきにころすべからず。 だい四 ぬすみすべからず。ひとのおとしたるものをひらふべからず。 だい五 いつはるべからず。うそをついて、ひとのじやまをすべからず。 だい六 むさぼるべからず。むやみによくばりて、ひとのものをほしがるべからず。
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