モルタルライニング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 22:53 UTC 版)
「ダクタイル鋳鉄管」の記事における「モルタルライニング」の解説
モルタルライニングは、管の内面に質量配合比(セメント:細骨材) 1:1.5~1:3.5のモルタルを遠心力方法等により成形し、養生後にアクリル系樹脂などによりシールコートの塗装を行うものである。鉄管の内面にモルタルライニングを施すと、セメント中のカルシウム分によるアルカリ性が鉄面を不動態化して防食する効果がある。また、シールコートは、通水後の水のpH上昇防止、ライニングの耐久性向上のために行われる。JIS A 5314 として規格化されている。 1950年代に開発され、直管のライニングとして広く用いられるようになり、赤水・出水不良などの給水障害発生件数は激減した。
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