メギドでの敗北と破滅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 14:49 UTC 版)
ユダヤ教聖典の記述他によると、エジプトのファラオ・ネコ2世は、崩壊していたアッシリア王国の残存勢力を支援し、新興国バビロニアを撃破するため、メソポタミアに遠征した。しかしその途中では、必然的にパレスチナに位置するユダ王国の領土を通過する必要があり、実際に領土内に侵入した後、ユダ王であるヨシアに、エジプト軍のユダ領土内での無事な通行を保障するよう要請した。この時『列王記(下)』第23章と『歴代誌(下)』第35章ではヨシアはネコ2世をわざわざ妨害しようと出て行ってメギドでエジプト軍の矢を受けて死亡した(メギドの戦い)。 後のユダヤ人もヨシヤがなぜこのような事をしたのかよく分からなかったらしく、フラウィウス・ヨセフスは『ユダヤ古代誌』第X巻5章1節で「(ヨシヤの行動理由は)運命の女神 が彼を滅ぼす口実にしたと思われる」と説明になってない説明をしている。
※この「メギドでの敗北と破滅」の解説は、「ヨシヤ」の解説の一部です。
「メギドでの敗北と破滅」を含む「ヨシヤ」の記事については、「ヨシヤ」の概要を参照ください。
- メギドでの敗北と破滅のページへのリンク