ムン・ソリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/07 08:52 UTC 版)
ムン・ソリ 문 소리 | |||||||||||
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2021年 | |||||||||||
生年月日 | 1974年7月2日(50歳) | ||||||||||
出生地 | 韓国・釜山広域市[1] | ||||||||||
身長 | 164 cm[1] | ||||||||||
職業 | 俳優 | ||||||||||
ジャンル | 映画、テレビドラマ、舞台 | ||||||||||
活動期間 | 1999年[1] - | ||||||||||
配偶者 | チャン・ジュナン[1] | ||||||||||
事務所 | C-JeSエンターテインメント | ||||||||||
公式サイト | ムン・ソリ公式プロフィール | ||||||||||
主な作品 | |||||||||||
映画 『ペパーミント・キャンディー』 『オアシス』 『お嬢さん』 テレビドラマ 『太王四神記』 | |||||||||||
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ムン・ソリ | |
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各種表記 | |
ハングル: | 문 소리 |
漢字: | 文 素利 |
発音: | ムン・ソリ |
ローマ字: | Moon So-ri |
ムン・ソリ(朝: 문 소리、1974年7月2日[1] - )は、韓国の女優・映画監督。C-JeSエンターテインメント所属[2]。成均館大学教育学科卒業(1993年入学)。
来歴
1999年、イ・チャンドン監督の映画『ペパーミント・キャンディー』でソル・ギョングの相手役としてデビューを果たした。彼女の演技は、カンヌ国際映画祭で喝采を浴びることとなった。
次に出演したイ・チャンドン監督の映画『オアシス』では、同じくソルの相手役となる脳性麻痺のヒロインを演じた。実際に彼女は医学的リハビリテーションを専攻し、そのリハビリセンターで働いた。彼女は監督の求めに応じてその経験を演技に反映させ、映画のスクリーン上で素晴らしい演技を見せた。2002年の第59回ヴェネツィア国際映画祭で新人俳優賞であるマルチェロ・マストロヤンニ賞を獲得し、韓国国内でも第23回青龍映画賞新人賞を受賞した。ヴェネツィア国際映画祭での韓国女優の受賞は、1987年のカン・スヨン以来であり史上2人目。2003年には、『オアシス』の演技でシアトル国際映画祭でゴールデン・スペースニードル賞を受賞した。2004年、『浮気な家族』の演技で大鐘賞を獲得。
2007年に放送された『太王四神記』がテレビドラマ初出演作であり、主人公の恋人役でのちに敵対する難しい役どころを演じた。ドラマ撮影中の2006年12月24日に、映画監督のチャン・ジュナン(張俊煥)と結婚。
出演
映画
- ペパーミント・キャンディー(2000年) - ユン・スニム 役
- オアシス(2002年) - ハン・コンジュ 役
- 浮気な家族(2003年) - ウン・ホジョン 役
- 大統領の理髪師(2004年) - キム・ミンジャ 役
- 愛してる、マルスンさん(2005年) - キム・マルスン 役
- 韓国映画のルネッサンス(2005年) - 本人 役 ※ドキュメンタリー映画
- 女教授(2006年) - チョ・ウンスク 役
- 家族の誕生(2006年) - ミラ 役
- 私たちの生涯最高の瞬間(2008年) - ハン・ミスク 役
- りんご/謝罪(2008年) - ヒョンジョン 役
- よく知りもしないくせに(2009年) - ソウルの女性 役 ※声の出演
- 飛べ、ペンギン(2009年) - ソン・ヒジョン 役
- ハハハ(2010年) - ワン・ソンオク 役
- 小さな池 1950年・ノグンリ虐殺事件(2010年) - 避難民 役
- ハウスメイド(2010年) - 医師 役
- 庭を出ためんどり(2011年) - イプサク 役 ※アニメーション映画/声の出演
- 3人のアンヌ(2011年) - クムフィ 役
- 怒りの倫理学(2013年) - キム・ソンファ 役
- ザ・スパイ シークレット・ライズ(2013年) - アン・ヨンヒ 役
- ヴィーナス・トーク 官能の法則(2014年) - チョ・ミヨン 役
- 萬神(2014年) - 1970年代のキム・グムファ 役
- 自由が丘で(2014年) - ヨンソン 役
- Love and…(2015年) - 病院清掃員 役
- 最高の監督(2015年) - ムン・ソリ 役 ※短編映画/主演・監督・脚本
- 同行(2015年) - ムン・ソリ 役 ※短編映画/主演・監督・脚本
- お嬢さん(2016年) - 叔母 役 ※特別出演
- 隠された時間(2016年) - ミン・ギョンヒ博士 役 ※特別出演
- ザ・メイヤー 特別市民(2017年) - チョン・ジェイ 役
- 女優は今日も(2017年) - ムン・ソリ 役 ※主演・監督・脚本
- 1987、ある闘いの真実(2017年) - バスの上で叫ぶ人 役 ※特別出演/声の出演
- リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年) - 母親 役
- 群山: ガチョウを歌う(2018年) - ソンヒョン 役
- 親の顔が見たい(2019年)
- 8番目の男(2019年) - 裁判長 キム・ジュンギョム 役
- なまず (映画)(2019年) - イ・ギョムジン 役 ※独立映画
- 三姉妹 (映画)(2021年) - ミヨン 役
テレビドラマ
- 太王四神記(2007年、MBC) - ソ・キハ/カジン 役
- ラブリー・ファミリー黄金期(2008年 - 2009年、MBC) - イ・ファン 役
- 寒喧嶺殺人事件(2013年、MBC) - ジョンフン 役
- 青い海の伝説(2016年 - 2017年、SBS) - アン・ジンジュ 役
- ライフ (韓国のテレビドラマ)(2018年、JTBC) - オ・セファ 役
- シネマティックドラマ SF8〜夢見た未来〜(2020年、MBC) - カ・ヘラ 役 ※第8話「人間の証明」
- 保健教師アン・ウニョン(2020年、Netflix) - ファス 役
- 大丈夫じゃない大人たち〜オフィス・サバイバル〜(2021年、MBC) - タン・ジャヨン 役
- クイーンメーカー(2023年、Netflix) - オ・ギョンスク役[3]
- 私たちの人生レース(2023年、Disney+) - ク・イジョン役[4]
舞台
- 悲しい演劇(2006年) - シム・スクチャ 役
- 鉱夫画家たち(2010年) - ヘレン 役 ※原作『The Pitmen Painters』
- 光の帝国(2016年) - チャン・マリ 役
- 愛の終わり(2019年) - 女 役 ※原作『Clôture de l'amour』
受賞歴
- 第59回ヴェネツィア国際映画祭 - マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)(2002年、『オアシス』)
- 第23回青龍映画賞 - 女性新人賞(2002年、『オアシス』)
- 第10回春史大賞映画祭 - 主演女優賞(2002年、『オアシス』)
- 第22回韓国映画評論家協会賞 - 主演女優賞(2002年、『オアシス』)
- 第1回MBC映画賞 - 主演女優賞/新人女優賞(2002年、『オアシス』)
- 第5回ディレクターズ・カット・アワード - 今年の女性新人演技者賞(2002年、『オアシス』)
- 第3回今年の女性映画人賞 - 演技賞(2002年、『オアシス』)
- CINE21映画賞 - 今年の女性俳優(2002年、『オアシス』)
- 文化体育観光部 - 王冠文化勲章(4等)(2002年、『オアシス』)
- 第29回シアトル国際映画祭 - ゴールデン・スペースニードル賞(主演女優賞)(2003年、『オアシス』)
- 第14回ストックホルム国際映画祭 - 主演女優賞(2003年、『浮気な家族』)
- 第4回釜山映画評論家協会賞 - 主演女優賞(2003年、『浮気な家族』)
- 第11回春史大賞映画祭 - 主演女優賞(2003年、『浮気な家族』)
- 第2回大韓民国映画大賞 - 主演女優賞(2003年、『浮気な家族』)
- 第4回今年の女性映画人賞 - 演技賞(2003年、『浮気な家族』)
- 第6回ディレクターズ・カット・アワード - 今年の女性演技者賞(2003年、『浮気な家族』)
- CINE21映画賞 - 今年の女性俳優(2003年、『浮気な家族』)
- 第41回大鐘賞 - 主演女優賞(2004年、『浮気な家族』)
- 第1回マックスムービー最高の映画賞 - 最高の女性俳優賞(2004年、『浮気な家族』)
- 第1回大韓民国大学映画祭 - 最高の女優賞(2004年、『浮気な家族』)
- 第47回テッサロニキ国際映画祭 - 主演女優賞(2006年、『家族の誕生』)
- MBC演技大賞 - 女子優秀賞(2008年、『ラブリー・ファミリー黄金期』)
- 第19回釜日映画賞主演 - 主演女優賞(2010年、『ハハハ』)
- 第18回チョンドンジン独立映画祭 - テングランコイン賞(2016年、『最高の監督』)
- 第11回アジア・フィルム・アワード - 助演女優賞(2017年、『お嬢さん』)
- 第5回マリ・クレール国際映画祭 - 特別賞(2017年、『女優は今日も』)
- 第2回ザ・ソウル・アワード - ドラマ部門 助演女優賞(2018年、『ライフ』)
- 第38回ハワイ国際映画祭 - ハレクラニ・キャリア・アチーブメント賞(2018年、『女優は今日も』)
- 第26回大韓民国文化芸術大賞 - 映画部門 女性最優秀演技賞(2018年、『女優は今日も』)
- 第38回黄金撮影賞 - 撮影監督が選ぶ女性人気賞(2018年、『女優は今日も』)
- 第20回今年の女性映画人賞 - 特別賞(2019年)
脚注
- ^ “ムン・ソリ、JYJ&チェ・ミンシクらの所属事務所と専属契約を締結”. Kstyle. (2015年2月4日) 2015年2月4日閲覧。
- ^ “キム・ヒエ&ムン・ソリ出演のNetflix新ドラマ「クイーンメーカー」メインポスターと予告編を公開”. Kstyle (2023年3月30日). 2023年4月5日閲覧。
- ^ “イ・ヨニ&東方神起 ユンホら出演のDisney+「私たちの人生レース」スチールカットを公開”. Kstyle (2023年5月2日). 2023年5月7日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
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