ミズゴケの丘塊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 05:25 UTC 版)
標津湿原を特徴付ける植生として、ミズゴケによる丘塊(ブルト)、が挙げられる。通常の湿原で見られるミズゴケの群生形態と異なり、高さ30-50cm、直径3-5メートルのテーブル状の塊(ブルト)をつくり繁茂しており、その上をクロミノウグイスカグラ、イソツツジ、ガンコウラン、ヒメシャクナゲ、ツルコケモモなどの寒冷地・高山植物が覆い、さらに千島列島や樺太などが分布の中心となるチシマウスバスミレやエゾゴゼンタチバナなども自生しているなど、標津湿原は亜寒帯に近い環境で形成された湿原として貴重なものである。
※この「ミズゴケの丘塊」の解説は、「標津湿原」の解説の一部です。
「ミズゴケの丘塊」を含む「標津湿原」の記事については、「標津湿原」の概要を参照ください。
- ミズゴケの丘塊のページへのリンク