ミカエルとの戦い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 07:05 UTC 版)
「 さて、天で戦いが起こった。ミカエルとその使いたちが、竜に戦いを挑んだのである。竜とその使いたちも応戦したが、勝てなかった。そして、もはや天には彼らの居場所がなくなった。この巨大な竜、年を経た蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、全人類を惑わす者は、投げ落とされた。地上に投げ落とされたのである。その使いたちも、もろともに投げ落とされた。(新共同訳12:7−9) 」 竜、すなわちサタン側はミカエルとその使いたちが挑んだ戦いに敗北し、その使いたちとともに地上に投げ落とされるのである。古き悪しき蛇とはエデンの園でそそのかした蛇の事である。この記述が西洋世界におけるドラゴンを邪悪の化身にしてしまいがちなる原因となった。だからといって、すべてのドラゴンがサタンや悪魔というわけではない。あくまで黙示録の竜はサタンが化けていたというにすぎない。この竜(サタン)=ローマが失楽園の蛇と結び付けられるのである。カトリックは敗北することとなっている。なお、預言はすでに成就されている。
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