マーブルチョコレートと鉄腕アトムのシール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 06:17 UTC 版)
「おまけ」の記事における「マーブルチョコレートと鉄腕アトムのシール」の解説
昭和30年代後半となると、テレビの普及および、生活水準の変化とともにおまけの内容も変化してきた。1961年(昭和36年)、明治製菓は、マーブルチョコレートを発売し、当時の糖衣チョコの市場の約9割を独占した。これに対し、森永製菓はおまけつきのパレードチョコを発売し、その結果、マーブルチョコレートの市場は大きく減じることとなった。これに対し、明治製菓は1963年(昭和38年)からマーブルチョコレートに鉄腕アトムのシールをおまけとして添付し始めた。鉄腕アトムは1963年(昭和38年)からテレビで放送が開始されたアニメであり、明治製菓がスポンサーとなっていた。このおまけの添付は大成功であり、マーブルチョコレートは爆発的な売れ行きを示した。この明治製菓の鉄腕アトムに対して、森永製菓は狼少年ケンを、グリコは鉄人28号のおまけをつけた製品を作っていく。 これらの成功はキャラクターグッズの添付が売れ行きに大きく影響を与えることを示した。そして、玩具メーカーにこの分野が利益になることを示し、日本のキャラクタービジネスの先駆けとなった。
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