マーティ・ウォルシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/07/20 09:03 UTC 版)
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マーティ・ウォルシュ
Marty Walsh
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労働省が公開した肖像写真（2021年5月7日）
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| 生年月日 | 1967年4月10日（58歳）[1] |
| 出生地 |  アメリカ合衆国・マサチューセッツ州サフォーク郡ボストン市ドーチェスター[1] |
| 出身校 | ザ・ニューマン・スクール[2] ボストン大学（BA）[2] |
| 前職 | 建築作業員[3] |
| 所属政党 | 民主党 |
| 内閣 | ジョー・バイデン内閣 |
| 在任期間 | 2021年3月23日[4] - 2023年3月11日[5] |
| 大統領 | ジョー・バイデン |
 第54代 ボストン市長
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| 当選回数 | 2回 |
| 在任期間 | 2014年1月6日[6] - 2021年3月22日 |
 マサチューセッツ州議会下院議員
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| 選挙区 | サフォーク第13選挙区 |
| 当選回数 | 9回 |
| 在任期間 | 1997年4月12日[6] - 2014年1月3日 |
マーティ・ウォルシュ（英語 : Marty Walsh、1967年4月10日[1] - ）は、アメリカ合衆国の政治家。ナショナルホッケーリーグ選手会事務局長。アメリカ合衆国労働長官（第29代）、ボストン市長（第54代）、マサチューセッツ州議会下院議員などを務めた。
来歴
1967年4月10日、マサチューセッツ州サフォーク郡ボストン市ドーチェスターのセントマーガレット病院に生まれる[1]。出自はアイルランド移民で[7]、ドーチェスターのサビンヒル地区で暮らしていた[8]。7歳の時にバーキットリンパ腫が見つかり治療にあたった[8]。その後、ザ・ニューマン・スクールを経て、大学に進学したものの、アルコール依存症を発症し、大学を中退[2][9]。治療を受けつつ[10]、大学中退後は建設業界に進み、建築作業員を務めた[3]。また、夜間学校に通い、2009年にはボストン大学でBAを取得した[2][9]。この他、労働者組合第223支部の会長やボストン建築業組合の代表を務めた[7]。
1997年3月、マサチューセッツ州議会下院議員の補欠選挙に出馬し、初当選[11]。2014年まで務めた[11][12]。2013年4月、ボストン市長選挙への出馬を表明[13]。同年9月24日の予備選挙では12候補の中で最多得票を獲得し[14]、同年11月5日の総選挙でボストン市議会議員のジョン・R・コノリーを破って初当選[15]。2017年の自身の任期満了に伴うボストン市長選挙でもボストン市議会議員のティト・ジャクソンを破り再選を果たした[16]。
2021年1月8日、ウォルシュを労働長官に起用することが発表され[7]、同年3月22日、上院で労働長官に起用する人事が承認された[17]。翌3月23日、労働長官に就任[4]。在任中はジョー・バイデン大統領（当時）の支持基盤である労働組合との橋渡し役を担い、貨物鉄道のストライキ回避に尽力するなど、水面下での労使間協議にあたった[18][19]。また、アルコール依存症の脱却プログラムに関する議論を省庁横断的に進めた[19]。その後、ナショナルホッケーリーグ選手会の事務局長に就任することとなり[18][19]、2023年3月11日に労働長官を退任した[5]。
脚注
出典
- ^ a b c d “Mayor Martin Walsh: Firmly rooted in Dorchester and Connemara”. BNN. (2014年11月7日) 2025年6月22日閲覧。
- ^ a b c d “Member Profile - Martin J. Walsh”. Malegislature.gov. 2021年4月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月22日閲覧。
- ^ a b “Walsh confirms mid-March departure from Labor Department” (英語). Roll Call (2023年2月16日). 2025年6月22日閲覧。
- ^ a b “Walsh sworn in as labor secretary by Vice President Harris”. ボストン・グローブ. (2021年3月23日) 2025年6月22日閲覧。
- ^ a b “Office of the Secretary - Acting Secretary of Labor Julie A. Su”. アメリカ合衆国労働省. 2023年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月22日閲覧。
- ^ a b Quinn, Garrett (2013年11月21日). “Boston Mayor-elect Marty Walsh says goodbye to the State House”. masslive. 2021年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月22日閲覧。
- ^ a b c “WATCH: Biden, Harris officials give update on transition”. 米公共放送サービス. (2021年1月8日) 2025年6月22日閲覧。
- ^ a b “Marty Walsh cancer battle”. The Boston Globe (ニューヨーク・タイムズ・カンパニー). (2013年10月19日). オリジナルの2019年2月15日時点におけるアーカイブ。 2025年6月22日閲覧。
- ^ a b “Marty Walsh Mayor of Boston”. go.nationaljournal.com. National Journal. 2021年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月22日閲覧。
- ^ Stubbs, Roman (2023年6月19日). “Marty Walsh 'sees people.' Here's what NHL players saw in him.”. Washington Post 2025年6月22日閲覧。
- ^ a b “How it started: Marty Walsh's first campaign” (英語). www.dotnews.com. Dorchester Reporter (2021年3月22日). 2025年6月22日閲覧。
- ^ “Representative Martin J. Walsh Served 2013 - 2014 Democrat - 13th Suffolk District”. malegislature.gov. Massachusetts Legislature. 2022年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月22日閲覧。
- ^ “Rep. Walsh announces run for Boston mayor” (2013年4月10日). 2013年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月22日閲覧。
- ^ “City of Boston, Preliminary Municipal Election, September 24, 2013”. City of Boston Elections Department. 2020年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月22日閲覧。
- ^ “Boston Municipal Election, November 5, 2013 - Mayor”. City of Boston Elections Department (2016年6月28日). 2016年1月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月22日閲覧。
- ^ “Marty Walsh Re-Elected As Mayor Of Boston”. (2017年11月7日). オリジナルの2018年3月14日時点におけるアーカイブ。 2025年6月22日閲覧。
- ^ “The Senate confirms Martin Walsh, Boston’s mayor, as Biden’s labor secretary.”. ニューヨーク・タイムズ. (2021年3月22日) 2025年6月22日閲覧。
{{cite news}}:|work=、|newspaper=引数が重複しています。 (説明)⚠ - ^ a b “米労働長官が辞任へ NHL選手会に転身、報道”. 日本経済新聞電子版 (日本経済新聞社). (2023年2月8日) 2025年6月22日閲覧。
- ^ a b c “ウォルシュ米労働長官が辞任へ、バイデン政権の閣僚で初”. CNN.co.jp. (2023年2月9日) 2025年6月22日閲覧。
外部リンク
- Secretary Marty Walsh (@SecMartyWalsh) - X（旧Twitter）
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ボストン市長 第54代：2013年 - 2021年 |
次代 キム・ジェイニー 代理 |
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