マクデブルク大聖堂とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > マクデブルク大聖堂の意味・解説 

マクデブルク‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【マクデブルク大聖堂】


マクデブルク大聖堂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/10 05:32 UTC 版)

座標: 北緯52度7分28.9秒 東経11度38分4.2秒 / 北緯52.124694度 東経11.634500度 / 52.124694; 11.634500

マクデブルク大聖堂
Magdeburger Dom
エルベ川から見た大聖堂
所在地 マクデブルクザクセン=アンハルト州
ドイツ
教派 プロテスタント
ウェブサイト www.magdeburgerdom.de
歴史
守護聖人 聖モーリス
建築物
現況 大聖堂
様式 ゴシック様式
建築物概要
最頂部 81.26 m (266 ft 7 in)
4
テナーベル重量 8800kg
テンプレートを表示

マクデブルク大聖堂(マクデブルクだいせいどう、: Magdeburger Dom)は、ドイツマクデブルクにあるゴシック様式大聖堂。正式名称はザンクト・マウリツィウス・ウント・カタリーナ大聖堂Dom St. Mauritius und Katharina。聖マウリツィウスとカタリナの意)。マクデブルク大聖堂はエルベ川の左岸にあり、マクデブルク市のランドマークとも呼ばれる[1]

歴史

オットー1世は937年にマウリツィウス聖堂院を設立した。946年に彼の最初の妻エドギタがそこに埋葬され、その時にオットーは自分の埋葬地を目指していたといわれる。彼はすでに950年代に大司教座を設立することに取り組んでいた。彼は955年にレヒフェルトの戦いに成功した後、自分の政治的権力を誇示したいと考え、962年に皇帝としての戴冠式前から建設を命じました。その後西ローマ帝国の皇帝の後継者として彼の主張を裏付けるために、彼は教会の建設に使用された柱などの数多くの古遺物を収集しました。 これらの骨董品の多くは、後に1209年に彼の2番目の教会に使用されました。幅41メートル、長さ80メートルのこの教会には、4つの側廊を持つ1つの身廊があったと考えられています。高さは最大60メートルと推定されている[2]

マクデブルク大聖堂は17世紀に三十年戦争により激しく破壊された。[3]

マクデブルク大聖堂は第二次世界大戦後、連合軍の爆撃によって再び激しく破壊され、1955年に再建された[4]

1950年代からマクデブルクは東ドイツの一部となり、ソ連型社会主義政権に支配され、教会に来る人はあまりいなかった。1980年代後半、ドイツの統一を求めて市民がデモを行なった月曜日デモがマクデブルク大聖堂前で行われた。

現代

マクデブルク大聖堂はドイツ再統一後修復され、1991年に新しく確立されたザクセン=アンハルト州の州議会がマクデブルク大聖堂の向かいに建設された。マクデブルク大聖堂はザクセン=アンハルト州のシンボルとなり、その州を表すドイツの2ユーロ硬貨の裏側に描かれている。

ギャラリー

脚注

  1. ^ 誰も知らないドイツの町”. ohno-inkjet.com. 2023年8月13日閲覧。
  2. ^ Geschichte des Doms” (ドイツ語). www.magdeburg.de. 2023年8月13日閲覧。
  3. ^ 三十年戦争 マクデブルク”. y-history.net. 2023年8月13日閲覧。
  4. ^ マクデブルクの二つの笑顔”. hs.yamagata-u.ac.jp. 2023年8月13日閲覧。

外部リンク

参考文献



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マクデブルク大聖堂」の関連用語

マクデブルク大聖堂のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マクデブルク大聖堂のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマクデブルク大聖堂 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS