ポリエステル系TPUとポリエーテル系TPUの一般的な特性の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 10:20 UTC 版)
「ポリウレタン系熱可塑性エラストマー」の記事における「ポリエステル系TPUとポリエーテル系TPUの一般的な特性の違い」の解説
(A=非常に良好、B=良好、C=一般的な状況なら適応、D=やや劣る、F=非常に不向き) ポリエステル系TPUとポリエーテル系TPUの主な特性の違いは、 特性 ポリエステル系TPU ポリエーテル系TPU 耐摩耗性 A C 機械的性能 A B 低温柔軟性 C A 耐熱老化性 B D 耐加水分解性 F A 耐薬品性 A D 耐微生物性 F B 接着強度 B D 射出成形性 A C つまり、ポリエーテル系TPUは優良な耐加水分解性と耐微生物性が要求される場合だけに使われる。そして当然、極低温での柔軟性が求められる場合も検討されるであろう。光に対する安定性と非黄変性が求められる場合は、脂肪族か脂環族イソシアネート化合物を原料として使用する脂肪族TPUが薦められる。
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