ポゲンドルフ錯視
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/14 01:46 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ポゲンドルフ錯視(ポゲンドルフさくし)とは、水平線・垂直線と斜線の関係についての錯視である。ポゲンドルフは、ドイツのカール・フリードリッヒ・ツェルナーがツェルナー錯視を報告した1860年の図案[1]に、この錯視があることを発見した。
左の図では、黒線と赤線は、灰色の長方形でさえぎられている。青線は、赤線とは異なり、黒線とつながっているように見える。ところが、実際にはそうではないことが、もう1枚の図で分かる。
脚注
- ^ Zöllner F (1860). “Ueber eine neue Art von Pseudoskopie und ihre Beziehungen zu den von Plateau und Oppel beschrieben Bewegungsphaenomenen”. Annalen der Physik 186: 500–25. doi:10.1002/andp.18601860712 .
参考文献
- Westheimer G, Wehrhahn C. (1997). “Real and virtual borders in the Poggendorff illusion”. Perception 26 (12): 1495–501. doi:10.1068/p261495.
- Greist-Bousquet S., Schiffman H. R. (1981). “The Poggendorff illusion: an illusion of linear extent?”. Perception 10 (2): 155–64. doi:10.1068/p100155.
- Green R. T., Hoyle E. M (1963). “The Poggendorff Illusion as a Constancy Phenomenon”. Nature 200: 611–612. doi:10.1038/200611a0.
- M. J. Morgan (1999). “The Poggendorff illusion: a bias in the estimation of the orientation of virtual lines by second-stage filters”. Vision Research 39 (14): 2361–2380. doi:10.1016/S0042-6989(98)00243-0.
- R. L. Gregory (1968). “Perceptual Illusions and Brain Models”. Proceedings of the Royal Society of London Series B 171 (1024): 279–296. doi:10.1098/rspb.1968.0071 .
- Day, R. H. (1973). “The oblique line illusion: The poggendorff effect without parallels”. The Quarterly Journal of Experimental Psychology 25 (4): 535–541. doi:10.1080/14640747308400375.
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ポッゲンドルフ錯視
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詳細は「ポゲンドルフ錯視」を参照 斜線を描き、その間の形跡を別の図形で隠すと、その直線の始まりと終わりがずれて見える錯視で、よく知られる錯視である。図ではAとつながっているのは、一見それらしく見えるBではなく、Cが正しい。なお、この錯視はミュラーリヤーが投稿した論文の中から、審査員であったポッゲンドルフが発見したものであり、彼はミュラーにこの発見も付け加えるように依頼したが、ミュラーが気を利かせ、事実上の発見者であるポッゲンドルフの名前を冠して論文発表したといわれている。
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