ボツリヌス菌による毒殺未遂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 04:52 UTC 版)
「滝本太郎弁護士サリン襲撃事件」の記事における「ボツリヌス菌による毒殺未遂」の解説
1994年11月4日(坂本堤の命日)、オウムから脱会脱走した両親の施設に取り残されていた子供(2歳)の脱会交渉(青山吉伸、林郁夫が出席)が行われた富士宮市の旅館でボツリヌス菌が塗られたコップでジュースを飲んだが、ボツリヌス菌が上手く培養出来ていなかったため健康被害はなかった。林は、遠藤誠一の話ではボツリヌス菌を飲んでも下痢程度とのことで、殺意は無かったとしている。 これは奇跡的と言われているが、一方で滝本弁護士は過去に宗教団体に関わる仕事を経験していた事や、オウムと関わるうちに危険な宗教団体だと勘付いていた事から、オウム信者を信用しておらず、オウム信者やその家族と接する際には常に使い捨ての手袋やマスクを着用する、出された食べ物には手をつけない、飲み物も一口舐める程度にするなどの自己防衛を怠っていなかったことが大きかったといえる。 なお、滝本弁護士の家族は全国各地に分かれて避難しており、被害を受けることは無かった。
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