ホワイト・ライト/ホワイト・ヒートとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ホワイト・ライト/ホワイト・ヒートの意味・解説 

ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/07 18:02 UTC 版)

『ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート』
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドスタジオ・アルバム
リリース
録音 ニューヨーク、メイフェア・レコーディング・スタジオ(1967年9月)
ジャンル ロック
実験音楽
プロト・パンク
時間
レーベル ヴァーヴ・レコード
プロデュース トム・ウィルソン
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド アルバム 年表
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ
(1967年)
ホワイト・ヒート/ホワイト・ライト
(1968年)
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドIII
(1969年)
テンプレートを表示

ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート』White Light/White Heat)は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド1968年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。ルー・リードと共に結成の中心メンバーだったベーシストのジョン・ケイルが参加した最後のスタジオ・アルバムでもある。

ローリング・ストーン』誌が選んだ「歴代最高のアルバム500選」において272位に選ばれている[1]

概要

背景 

前作『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』のセールス面で失敗に終わった後、彼等は1967年のほとんどをツアーに費やし、本作の内容に繋がるノイジーな即興演奏を披露した。

ツアー後、前作のプロデューサーで発表後から関係が悪化していたアンディ・ウォーホルと袂を分かち、ウォーホルが連れて来たニコとも離別した。そして所属していたヴァーヴ・レコードの親会社であるMGMレコードの東部A&Rの部長トム・ウィルソンを新たなプロデューサーに迎えた。

内容

性転換について歌った「レディ・ゴダイヴァズ・オペレイション」や、ドラッグ使用に伴う幻覚症状についてのタイトル曲「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート」など、性やドラッグに踏み込んだ前作より更に過激度、暴力性が増した内容となっている。現代音楽に造詣が深いジョン・ケイル色が強く出た、極めて実験的なアルバムである。

収録曲

作詞はルー・リードによる。

A面
# タイトル 作詞 作曲 リード・ヴォーカル 時間
1. 「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート (White Light/White Heat)」   ルー・リード ルー・リード
2. 「ザ・ギフト (The Gift)」   ルー・リード、スターリング・モリソン、ジョン・ケイル、モーリン・タッカー ジョン・ケイル
3. 「レディ・ゴダイヴァズ・オペレイション (Lady Godiva’s Operation)」   ルー・リード ジョン・ケイル、ルー・リード
4. 「ヒア・シー・カムズ・ナウ (Here She Comes Now)」   ルー・リード、スターリング・モリソン、ジョン・ケイル、モーリン・タッカー ルー・リード
合計時間:
B面
# タイトル 作詞 作曲 リード・ヴォーカル 時間
1. 「アイ・ハード・ハー・コール・マイ・ネーム (I Heard Her Call My Name)」   ルー・リード ルー・リード
2. 「シスター・レイ (Sister Ray)」   ルー・リード、スターリング・モリソン、ジョン・ケイル、モーリン・タッカー ルー・リード
合計時間:

パーソネル

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド

技術スタッフ

  • ゲイリー・ケルグレン – レコーディング・エンジニア
  • ボブ・ラドウィック – マスタリング
  • ヴァル・ヴァレンティン – エンジニアリング・ディレクター
  • トム・ウィルソン – プロデュース

脚注

  1. ^ The 500 Greatest Albums of All Time” (英語). Rolling Stone (2020年9月22日). 2021年12月28日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート」の関連用語

ホワイト・ライト/ホワイト・ヒートのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ホワイト・ライト/ホワイト・ヒートのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのホワイト・ライト/ホワイト・ヒート (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS