ペツォッタイトとは? わかりやすく解説

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ペツォッタイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/29 06:07 UTC 版)

ペツォッタイト pezzottaite
分類 ケイ酸塩鉱物(サイクロケイ酸塩鉱物)
化学式 Cs(Be2Li)Al2Si6O18
結晶系 三方晶系
へき開 なし
モース硬度 8
光沢 ガラス光沢
橙色桃色赤色
条痕 白色
比重 3.1
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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ペツォッタイト (pezzottaite) とは、2002年マダガスカルで発見、2003年に認定された新鉱物。名前の由来は、この鉱物の鑑定を行なったフェデリコ・ペツォッタから。なお、認定以前は緑柱石の一種と思われていたこともあり、ラズベリル (raspberyl) と称されていた。

成分

化学組成は Cs(Be2Li)Al2Si6O18。緑柱石の変種という位置づけである。セシウムを比較的多く含む数少ない鉱物で、他にセシウムの含有量が多い鉱物はポルックス石がある。

産出地

主な産地はマダガスカル。他にアフガニスタンミャンマーなど。

性質・特徴

モース硬度は8。比重は3.1。特徴的な桃色マンガンイオン色中心による彩色である。

比較的インクルージョンが多く、濁りの少ない宝石質の物は少ないとされる。また、チューブインクルージョンのある石の中にはシャトヤンシーを示すものもある。

ペグマタイトから産出する。

用途

硬度が十分にあり希少性も高いため、濁りの少ない物はカットされ宝石として扱われる。工業的には十分な産出量がないため、目立った利用はない。

関連項目

参考文献

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