ベルナールによる書簡集(1911年〉
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「フィンセント・ファン・ゴッホの手紙」の記事における「ベルナールによる書簡集(1911年〉」の解説
パリの画商アンブロワーズ・ヴォラールは、『メルキュール』誌での書簡の紹介から15年余りを経て、完全な書簡集を出版しようという企画を立て、1910年1月、彼はベルナールと契約を結び、1911年、これを出版した。この書簡集は、手紙そのものに割り当てられたのが80ページ余りであるのに対し、前書き部分が70ページを占めるものであった。前書き部分には、ベルナールがこの版のために執筆した「序文」に加え、『メルキュール』誌に掲載されたベルナール宛とテオ宛それぞれの序文、計画倒れに終わった書簡集のために書かれた1895年の序文、そして『現代の人々』誌に掲載されたゴッホについての追想文が収録されている。そして、手紙22通と、写真図版100点が収録されている。 ベルナールは、「序文」の中で、ゴッホの手紙を修正を加えずにそのまま採録したと書いているが、実際には、名前がイニシャルや仮名で置き換えたり、下品な言葉を伏せ字にしたりしているところがある。
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