ベルトの掛け方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/03 02:25 UTC 版)
ベルトの掛け方によって原動車と従動車の回転方向が変化する。イラスト左から、従動車が原動車と同じ回転方向を得るオープンベルト(並行掛けとも)。従動車が原動車と逆の回転方向を得るクロスベルト(クロス掛け・十字掛け・たすき掛けとも)。軸方向を90°(またはそれ以外に)変えるクォーターターン。クロスベルトとクォーターターンは、軸が接近しているとベルトが接触損耗・ねじれ破損するため、プーリー径とベルト幅によって適切に軸距離をとる必要がある。 ベルトは使い続けると表面が削れて弛み、スリップが発生するため、常に張りを調節する必要があり、多くの機器で軸位置を調整できる。それを自動化するため、ばね式の張り車(テンショナー)を用いる場合がある。逆に、テンションナーを緩めてスリップさせ、クラッチの代用にする機器もある。 テンションは通常内側から外に向かってかける。逆折れにテンションをかける場合は、強化型(レッド)ベルトを使用する。
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