プジョー・404とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 乗り物 > > プジョーの車種 > プジョー・404の意味・解説 

プジョー・404

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/14 08:17 UTC 版)

プジョー・404
404 ベルリーヌ (フロント)
404 ベルリーヌ (リア)
404 クーペ
概要
製造国 フランス
アルゼンチン
 チリ
南アフリカ共和国
販売期間 1960年 - 1988年
デザイナー ピニンファリーナ
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
5ドアワゴン
2ドアピックアップトラック
2ドアクーペ
2ドアカブリオレ
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン ガソリン:
1.5/1.6L I4
ディーゼル:
1.9L I4
変速機 4MT
3AT
サスペンション
前:独立 マクファーソン・ストラット
後:固定 パナールロッド・コイル
車両寸法
ホイールベース 2,650mm
全長 4,450mm
全幅 1,620mm
全高 1,450mm
車両重量 1,070kg
その他
総生産台数 2,885,374台(1988年当時)
系譜
先代 プジョー・403
後継 プジョー・504
テンプレートを表示

404は、プジョーが製造・販売していた自動車である。

概要

初めてイタリアカロッツェリアピニンファリーナのデザインであることが公表されたプジョー車であり[1]、その名に恥じぬ流麗なスタイルはデビュー当時大きな評判となった。機構的にも先代のプジョー・403同様の手堅い設計[2]を継承しつつも大部分が新設計となり、初めてラジアルタイヤ標準装着を前提にコンプライアンスを与えて設計された新設計のサスペンションによる高度な操縦性と乗り心地のバランス、そして伝統的な耐久性が高く評価され、一般的にライフサイクルが長いプジョー車の中でも長期にわたって生産され、発展途上国への輸出やタクシーとしての過酷な使用には特に重宝された。

バリエーションとしては4ドアセダン、5ドアステーションワゴンピックアップトラックが主力であったが、1961年にはピニンファリーナ製の2ドアカブリオレ、翌1962年には2ドアクーペが追加され、両者はプジョーのトップモデルとして、1971年に後継車種504のクーペ・カブリオレが登場するまで存続した。

エンジンは1,468ccと1,600ccのガソリンと1,816ccと1,948ccのディーゼルで、前者には504が登場するまではクーゲルフィッシャー製機械式燃料噴射付きモデルも存在していた。長いライフサイクルの間、ガソリン車は66馬力~96馬力、ディーゼル車は55~68馬力の、少なくとも10種類の仕様が販売された。ギアボックスは4速コラムシフトが主力であったが、ZF製3速オートマチックも選択でき、クーペ・カブリオレはフロアシフトであった。

フランスでの生産は1975年で終了し、総生産台数は1,847,568台に達した。国外生産は発展途上国を中心に続行され、1988年に404が世界中のどこでも生産されなくなった時点での生産台数は2,885,374台に達した。

404はラリーカーとしても活躍し、1963・1966・1967・1968年にサファリラリーで優勝している。

日本には総代理店新東洋企業により、1960年代を通じてセダン・クーペ・カブリオレが輸入されたが台数は非常に少なかった。

その他

  • プジョーの公式Webサイト「peugeot.co.jp」で404 not foundページにこのクルマの画像が現れる。

参考文献

CAR GRAPHIC誌1972年4月号

脚注

  1. ^ 実際には前身のプジョー・403にもピニンファリーナの影響が見られる。
  2. ^ 1910年代末以来のウォームドライブ方式のデフギアや多数のグリースポイントなどを特徴とした。

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「プジョー・404」の関連用語

プジョー・404のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



プジョー・404のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのプジョー・404 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS