ブリスラヴ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/18 00:54 UTC 版)
ブリスラヴ(ブリスラフ[1]、ブーリスラヴ[2]、ブーリズラヴ[3]とも。Burislav, Burisleif, Burysław。1008年没)は、北欧のサガに見られるヴェンド人の神話的な王の名前で、『オーラヴ・トリュッグヴァソン王のサガ』によれば、彼はヴェンドランド一帯を支配していたと伝えられている。彼はグンヒルド、アーストリーズ(アストリーズとも。Astrid)そしてゲイラの父であった[4]。おそらくポーランド統一者ミェシュコ1世、その息子で初代ポーランド国王ボレスワフ1世、そして西ポメラニア公ボギスワフ1世の3人を混同したものと考えられている[5]。史実においては、グンヒルドはミェシュコ1世の娘、すなわちボレスワフ1世の妹である。
- ^ 『サガとエッダの世界』で確認した表記。
- ^ 『ヘイムスクリングラ(二)』64頁で確認した表記。
- ^ 『ヘイムスクリングラ(二)』143頁で確認した表記。
- ^ a b 『ヘイムスクリングラ(二)』42-43頁。(「オーラヴ・トリュッグヴァソン王のサガ」第二十二章「オーラヴ・トリュッグヴァソンの結婚」)
- ^ Jerzy Strzelczyk: Mity, podania i wierzenia dawnych Słowian. Poznań: Rebis, 2007. ISBN 978-83-7301-973-7.
- ^ 『ヘイムスクリングラ(二)』64頁。(「オーラヴ・トリュッグヴァソン王のサガ」第三十四章「ハラルド・ゴルムスソンの死」)
- ^ 『ヘイムスクリングラ(二)』143-145頁。(「オーラヴ・トリュッグヴァソン王のサガ」第九十二章「ブーリズラヴ王の結婚」)
- ^ 『サガとエッダの世界』200-201頁。
- ^ 『サガとエッダの世界』202頁。
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