ブラックホール black hole
光さえ脱出できないほどの重力の強い大質量の天体。太陽の8倍以上の質量を持つ星は、進化の最終段階で超新星爆発を起こす。星の外側は爆発で吹き飛ばされるが、内側の中心核は残り、やがて収縮する。中心核の質量が太陽の1.9倍以上の場合、その中心核は自分自身の強い重力のため星を支えられなくなり、限りなく収縮していく。その収縮した半径がある一定の大きさの半径(シュワルツシルト半径)に達すると、重力は極めて強くなり、その内側からは全ての物質が出られなくなる。これがブラックホールである。ブラックホールは理論上の存在に過ぎないと考えられてきたが、最近の観測により宇宙に存在していることがわかった。はくちょう座X-1(Cygnus X-1:X線を出す領域の中心に強い重力場を持っている見えない領域)がブラックホールではないかと考えられており、セイファート銀河NGC7742(Seyfert Galaxy:極めて明るく輝く点状の中心核を持ち、渦状腕がはっきりしない銀河)の中心部にも存在すると考えられている。
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