ブラックドロップ現象
ブラック・ドロップ効果
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ブラック・ドロップ効果(ブラックドロップこうか、英語:black drop effect)は、主に金星の太陽面通過の観測において見られる、金星が太陽面の縁にしずくのようにくっついて見える現象である[1]。ブラック・ドロップ現象とも呼ばれる[2]。金星が太陽面に入った直後の第二接触時と太陽面から出る直前の第三接触時に発生する[3]。名称は、1769年の金星の太陽面通過を観測したアンダース・レクセルがラテン語で "gutta nigra" (黒いしずく)と呼んだことに由来する[4]。
- ^ a b c 相馬 充 「金星の日面経過」『天文年鑑2012年版』 天文年鑑編集委員会、誠文堂新光社、2011年、初版、54頁。ISBN 978-4-416-21130-4。
- ^ a b 国立天文台. “地球-太陽間距離を求める”. 2012年6月6日 〜21世紀最後の「金星の太陽面通過」〜. 2016年4月2日閲覧。
- ^ a b c Monica Young (2012年5月30日). “What is the Black-Drop Effect?”. Sky & Telescope. F+W Media. 2016年4月16日閲覧。
- ^ a b アンドレア・ウルフ 『金星を追いかけて』 矢羽野 薫訳、角川書店、2012年、初版、279頁。ISBN 978-4-04-110204-6。
- ^ Pasachoff et al. 2004, p. 243.
- ^ Pasachoff et al. 2004, p. 245.
- ^ Pasachoff et al. 2004, p. 247.
- 1 ブラック・ドロップ効果とは
- 2 ブラック・ドロップ効果の概要
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