フロリダ・マーリンズ〜マイアミ・マーリンズ
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「ジェフリー・ローリア」の記事における「フロリダ・マーリンズ〜マイアミ・マーリンズ」の解説
マーリンズでは2003年にいきなりワールドシリーズ制覇を成し遂げた。しかし、その後も高年俸選手を続々と放出する「ファイヤーセール」を行い、チームの総年俸は常にMLB最低レベルに留まっていた。その一方で、巨額の経常利益を得ていたことから、「(低年俸球団に分配金が与えられる)収益分配制度を悪用している」という批判の声が高まり、2010年1月にはメジャーリーグ選手会とバド・セリグコミッショナーに年俸総額の引き上げを約束させられた。 2012年からは球団名もマイアミ・マーリンズに改め、本拠地のマイアミ市内の新球場マーリンズ・パークに移転した。新球場建設には、総額の7割に当たる3億6000万ドルをマイアミ市が公費で負担した。ローリアは今までの出し渋り状態を改めることを宣言し、ホセ・レイエス、マーク・バーリー、ヒース・ベルなど大物FA選手を次々に補強した。 しかし、チームが最下位に低迷すると、シーズン中からハンリー・ラミレスなど大物選手が放出され始めた。2012年11月には前年に獲得したばかりのレイエス、バーリーを含む主力5選手を若手有望株とのトレードでトロント・ブルージェイズに一斉放出する「ファイヤーセール」をまたしても敢行。これが地元住民から「裏切り」と捉えられ、大きな反発が起こり、各メディアも一斉にローリアを非難した。
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