フィンゴルフィンの子供たちとの友情
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/17 15:35 UTC 版)
「フェアノールの息子たち」の記事における「フィンゴルフィンの子供たちとの友情」の解説
フェアノールは継母インディスとかの女から生まれた異腹弟たちを好まなかった。しかしながら、モルゴスの讒言によってフェアノールの一党と異腹弟フィンゴルフィンの一党とのあいだが冷え切るより以前には、フェアノールの息子たちとフィンゴルフィンの子供たちのあいだには友情があった。なかでもマイズロスとフィンゴンの友情は厚く、フェアノールの船団がロスガールについたとき、マイズロスは父に先ずフィンゴンを迎えに行くことを進言した。しかし父の命により船は焼かれた。フィンゴンはマイズロスがかれに留意したことを知らないまま中つ国についたが、マイズロスがモルゴスに囚われたことを知ると、単身サンゴロドリムに乗り込み、従兄弟を救出した。フィンゴンの妹アレゼルは狩りを好み、フェアノールの息子たちとオロメの森に馬を駆けさせた。かれらの友情の原因を、フェアノールとフィンゴルフィンの年齢差に求めることが出来るかもしれない。二人の年齢は11歳しか離れておらず、おそらくその息子たちの年齢も近く、成長のときを分かち合い、友情を育むのが容易だったのだろう。
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