ファミリー・コンサート_(アルバム)とは? わかりやすく解説

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ファミリー・コンサート (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/02 14:02 UTC 版)

『ファミリー・コンサート』
アグネス・チャンライブ・アルバム
リリース
ジャンル 歌謡曲ポップス
レーベル ワーナー・パイオニア
プロデュース 木崎賢治
アグネス・チャン アルバム 年表
小さな恋のおはなし
(1975年4月)[2]
ファミリー・コンサート
(1975年7月)
はじめまして青春
(1975年12月)[3]
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ファミリー・コンサート』は、アグネス・チャンが1975年に発表したライブ・アルバム。14曲中、6曲は欧米のポップス、ロック、フォークソングのカバーである[1]

概要

1974年8月初めに梅田芸術劇場で行われたアグネス・チャンのコンサート、同月27日から29日にかけて日本劇場で行われた同コンサートではちみつぱいはそれぞれバックを務めた[4][5]。ところが11月20日にはちみつぱいは解散。メンバーのうち、鈴木慶一岡田徹武川雅寛かしぶち哲郎椎名和夫の5人と、鈴木慶一の実弟の鈴木博文は1975年からアグネスのコンサートにバックバンドとして随行することになった。そのときに鈴木慶一がバンド名として「火の玉ボーイズ」という名前を提示したところ、渡辺プロダクションから「ボーイズはお笑いっぽい。コメディアンのバンドじゃないんだから、明日までに考えろ」と言われる。鈴木は、はっぴいえんどの解散コンサートのゲストバンドして出演した松本隆らのグループに名付けた「ムーンライダーズ」が頭に浮かび、これを自分らのグループ名とした[6]

本作の演奏者は、岡田徹を除くムーンライダーズのメンバー5人と、矢野誠(キーボード)、溝渕新一郎(ギター)、植田芳暁(パーカッション)である[7]エヴァリー・ブラザーズの「バイ・バイ・ラブ」では、アグネス・チャンの挨拶に、演奏者が曲の一節をかぶせて歌う。プロデューサーは木崎賢治、エンジニアは吉野金次

B面の最後に収録された「はだしの冒険」はスタジオ録音で、1975年6月10日に発売されたシングルの別ミックスバージョンである。

1975年7月25日に発売された[1]。タイトルは当時、共にステージに立つバンドメンバーとの総称を「アグネス・ファミリー」と呼んでいたことに由来している[8]

収録曲

Side 1

  1. レット・ミー・ビー・ゼア  – (2:47)
    作詞・作曲:ジョン・ロスティル
  2. ラブ・サムバディ  – (3:40)
    作詞・作曲:バリー・ギブロビン・ギブ
  3. トゥインキー  – (3:03)
    作詞:松山猛、作曲:加藤和彦
  4. トゥデイ  – (2:33)
    作詞・作曲:ランディ・スパークス
  5. 追伸  – (3:15)
    作詞・作曲:さだまさし
  6. ノック・ノック・フーズ・ゼア  – (2:35)
    作詞・作曲:ジョン・カーター、ジェフ・スティーヴンス
  7. グッバイ・イエロー・ブリック・ロード  – (4:18)
    作詞:バーニー・トーピン、作曲:エルトン・ジョン

Side 2

  1. まごころ  – (3:35)[注 1]
    作詞:安井かずみ、作曲:平尾昌晃
  2. 雨模様  – (3:54)[注 1]
    作詞:松本隆、作曲:穂口雄右
  3. 小さな恋の物語  – (2:53)
    作詞:山上路夫、作曲:森田公一
  4. 愛の迷い子  – (2:54)
    作詞:安井かずみ、作曲:平尾昌晃
  5. 恋人たちの午後  – (3:20)[注 1]
    作詞:山上路夫、作曲:森田公一
  6. バイ・バイ・ラブ  – (2:05)
    作詞・作曲:フェリス&ブーデロウ・ブライアント
  7. はだしの冒険  – (3:44)
    作詞:松本隆、作曲:平尾昌晃

演奏者

脚注

注釈

  1. ^ a b c 「まごころ」と「雨模様」はそれぞれ、曲が始まる前にアグネスの長めの語りが入る。「恋人たちの午後」の前には長めのMCがある。

出典

  1. ^ a b c CD & BOOKS”. AGNES CHAN OFFICIAL SITE. 2025年8月30日閲覧。
  2. ^ アグネス・チャン/小さな恋のおはなし (+7)”. RIDGE INC. ONLINE STORE. 2025年8月30日閲覧。
  3. ^ アグネス・チャン/はじめまして青春(+20)”. RIDGE INC. ONLINE STORE. 2025年8月30日閲覧。
  4. ^ はちみつぱい 1974年”. OUTSITE. 2025年8月31日閲覧。
  5. ^ 中津海麻子 (2016年9月30日). “「ムーンライダーズ」誕生までの道のり 鈴木慶一(前編)”. 朝日新聞. 2025年9月2日閲覧。
  6. ^ moonriders特集、鈴木慶一の自薦22曲と共にデビューから現在まで46年の歴史を語る(2/10)”. Rolling Stone Japan (2022年6月20日). 2025年8月31日閲覧。
  7. ^ アグネス・チャン – Family Concert = ファミリー・コンサート – Vinyl (LP, Album, Stereo), 1975 r11844604 | Discogs
  8. ^ アグネス・チャン/ファミリー・コンサート”. RIDGE INC. ONLINE STORE. 2025年8月30日閲覧。



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