ファイルインタフェース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/20 15:23 UTC 版)
「イベントループ」の記事における「ファイルインタフェース」の解説
UNIXでは「あらゆるものはファイルである」というパラダイムにより、ファイルベースのイベントループが自然に生まれた。ファイルの読み書きだけなく、プロセス間通信、ネットワーク通信、デバイス制御が全てファイルI/Oで行われ、対象はファイル記述子で指定される。selectおよびpollシステムコールを使えば、複数のファイル記述子の状態変化を同時に監視でき、読み込むべきデータが到着したことを検知できる。 例として、継続的に更新されるファイルから読み込んでその内容を X Window System に表示するPythonプログラムを示す。クライアントとはソケットを通じて通信する。 main(): file_fd = open ("logfile") x_fd = open_display () construct_interface () while changed_fds = select ({file_fd, x_fd}): if file_fd in changed_fds: data = read_from (file_fd) append_to_display (data) send_repaint_message () if x_fd in changed_fds: process_x_messages ()
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