ビシンコニン酸アッセイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 19:30 UTC 版)
「ウイルス定量」の記事における「ビシンコニン酸アッセイ」の解説
詳細は「ビシンコニン酸アッセイ(英語版)」を参照 ビシンコニン酸アッセイ(BCA)は、単純な比色測定による最も一般的なタンパク質定量分析法である。 BCAはLowry法やBradford法に類似しており、現在Thermo Fisher Scientific社となっているPierce社によって最初に市販化された。 BCAアッセイでは、タンパク質のペプチド結合がCu2+をCu1+に定量的に還元し、薄い青色を呈する。BCAはCu1+を2:1の比率でキレートし、562nmに吸収を持つより濃い色の錯体を形成する。分光光度計またはプレートリーダーで562nmでの試料の吸光度を測定し、既知の標準曲線と比較することで、試料中の総タンパク質濃度を測定することができる。分析の所要時間は30分〜1時間ほどである。この分析法は汎用的で高速だが、すべてのタンパク質を定量するため特異性に欠け、定量するウイルス試料中の宿主細胞由来タンパク質の混入が非常に低濃度である必要がある。
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