ビショップ館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 00:03 UTC 版)
「ハットフィールド・ハウス」の記事における「ビショップ館」の解説
もともとイーリー大聖堂の聖職者たちの邸宅で、国王らもしばしば訪れる場所だった。1480年にモートン卿が赤レンガ造りの新しい館を建てた。1515年ごろからヘンリー8世が別邸のように使いはじめ、娘のメアリー王女を住まわせていたが、1538年に正式に所有し、幼いエリザベス王女やエドワード王子(エドワード6世)も暮らしはじめる。1549年にジョン・ダドリーに譲られたが、エリザベスの反対によって戻され、メアリーの死で自らが即位する1558年まで暮らし、即位後もしばしば訪れた。エリザベスの死後、ジェームズ1世の妃アン・オブ・デンマークのものになったが、1607年にジェームズ1世がロバート・セシル邸との交換を望んだためセシル家のものとなり、主館は取り壊されて改築された。残された厩と門楼は15世紀の貴重な遺構として保存され、レストランなどに使われている。
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